- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:ブランド戦略・ネーミング
No.168 佐世保バーガーの流行に学ぶ“記憶の器”の存在と可能性
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No.168 佐世保バーガーの流行に学ぶ“記憶の器”の存在と可能性
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2011.05.30
ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』
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⇒ http://bit.ly/mspGha
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みなさん、こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
まだ5月ながら、首都圏や東海、西日本の各地が梅雨入りし
台風一過の日本列島。
週のスタートから雨が降ると、なんとなく気分も重くなりますね。
そんな日は、音楽を聴いたり
カフェでお茶を飲みながら、上手に気分転換したいものです。
さて、今回のブランディングニュース
『企業ブランド戦略の成功と秘密』では、
佐世保バーガーから“記憶の器”について学んでいきましょう。
ファーストフードチェーン大手がひしめくハンバーガー業界。
そのメニューは、日本だけでなく世界でも共通しており、
経済では購買力平均の指標にも用いられるほどです。
そうした大手列強のなかで、数年前にブームを巻き起こしたのは
「佐世保バーガー」を代表とするご当地バーガー。
B級グルメブームの火付け役として、大きく脚光を浴びました。
今回は佐世保バーガーの成功事例から、ブランディングにも通じる
記憶という要素の活用について考えていきます。
佐世保観光コンベンション協会―佐世保バーガーMap
http://www.sasebo99.com/sight_sasebo/bgmap.shtml
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
佐世保バーガーの流行に学ぶ“記憶の器”の存在と可能性
[2] ブランディング勉強会
[3] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
佐世保バーガーの流行に学ぶ“記憶の器”の存在と可能性
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■ 他にない「自由なスタイル」と「行政の関わり」
佐世保バーガーが日本で誕生したのは、1950年のこと。
戦後、進駐軍としてアメリカ海軍が展開していた佐世保では
海軍関係者を相手にした飲食店やバーも多く、
こうした中でレシピが伝えられたといわれています。
実戦に備え、いかに短時間でエネルギー補給ができるかに
重点をおいた軍の食事では、ハンバーガーが登場することも多く、
慣れ親しんだ味を、日本の店でも提供するようになりました。
そんな佐世保バーガーがブームとなったのは2001年ごろ。
佐世保で訓練を受けた自衛隊員の多くが“郷土の味”として
佐世保バーガーを挙げたことを聞いた佐世保市が
市政100周年に、佐世保バーガーをPRしたことがきっかけでした。
その後、グルメ番組などで取り上げられる機会も増え
2003年から2006年にかけ、比較的長いブームとなったのです。
ブームを長期化した背景としては、いろいろな見方がありますが、
「スタイルの自由さ」に私たちは着目したいと思います。
佐世保バーガーの条件とは
「手作り」「作り置きをしない」の2点のみ。
市の認定制度は、佐世保市内の店舗と出身者への特典のみで
未認定業者への規制や拘束力はまったくありません。
こうした行政の関わりも、
極端なブームの過熱回避につながりました。
続きはこちらから。
⇒http://www.id10.jp/brandingnews/110530
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