- 小松 俊明
- リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:仕事・職場
- 須貝 光一郎
- (ビジネスコーチ、経営者コーチ)
- 阿江 忠司
- (ビジネスコーチ)
NTT経営研究所が働く男女約1000人に調査した結果、「心に何らかの疲労感を感じている人」は約70%、さらに「仕事にやりがいを感じない人」に調査をしたところ、心に疲労感を感じる人の割合はさらにアップして80%以上になったというデータが発表されていました。
一方、「働きがいを感じている人」に同じ質問をすると、心に疲労感を覚える人は60%に満たず、実に20ポイント以上の違いがあったとのこと。このデータが物語ることは、要は働きがいのある仕事をしたほうがいいということです。ただここで、単純な疑問。
働きがいのある仕事って何だ?
単純な疑問だけど、考えてみるとこれは実に深いテーマですね。
米国の人気ドラマ、「ザ・ホワイトハウス」を見ていると、まさに国家の危機に関わる大きな仕事が山積しており、視聴している自分としては、これはやりがいのありそうな仕事だな~と思うわけですが、実際に自分にやれるかどうかとなると、それは別問題。
世の中には給料の安い仕事と給料の高い仕事がありますが、給料が高い仕事をやれば自動的にやりがいがあるかというと、明らかにそれも違う気がします。
では自分がやりたい仕事をやれば、それがやりがいのある仕事になるか。やりたかった仕事をやってみたら、それが思っていた以上にやりがいがあって、ずっとその仕事を継続できる意欲と自信が生まれてきたら、それはまさにやりがいのある仕事になりそうです。
ただし、やりたいと思った仕事でも、やってみたらそれほどやりがいを感じなかったり、最初はやりがいを感じても、次第に意欲がなくなってしまえば、やりがいのある仕事ではなくなってしまいます。
う~ん、やりがいのある仕事をする条件って、なかなか難しいですね。
感受性の問題かなという気もします。あと欲の深さとか。素直であるか、正直であるかもやりがいと関係がありそうです。
つまり、やりがいは常に感じられるものではなくて、多少上下することがあると考えるのが自然な気がします。仮にマイナスにふれても、その局面を多少は自分の力でもちこたえることが必要なのです。
よって「心が疲れている」と感じたら、「すぐに充電する」のが大切なのではないでしょうか。要はためこまないこと。心が疲れるようなことを避けて歩くことは現実問題としてできないものですが、そんな兆候を感じた時は、すぐに対策をとることです。たとえば郊外に出て、森の中で空気を大きく吸ってみたり、水中に潜って浮力に身を任せてみたりすることで、かなり心身ともにリラックスできるものです。
一番まずいのは、頭でわかったつもりになっているけど、行動を起こさないという状態なのでしょう。心が疲れる最大の原因は、すぐに対策をとらないことで、ストレスが心にたまってしまうからなのでしょう。
キャリアの悩みをお持ちの方は、弊社がご提供するキャリアコーチングやキャリアメール相談をご活用頂くのも一つの方法ですので、ご参考までにお知らせします。
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