私は損得勘定にめざとく、いつも損得で動いてしまいます - 仕事のモチベーション - 専門家プロファイル

小松 俊明
リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
東京都
経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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私は損得勘定にめざとく、いつも損得で動いてしまいます

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ギバーズ・ゲインという言葉があります。日本語で言うならば「与えるものが与えられる」という感じでしょうか。人それぞれ、いろいろな人生訓をもっていると思いますが、私はこの考え方が好きです。

あれが足りない、これが欲しいという前に、自分が少し余分に持っているもの(お金、モノ、人脈、知識、ノウハウ、その他なんでも)を人に与えることが大切であって、そうして与え続けていると、いずれ自分にも人から与えられるものもあるという、何とも気前がよく、また物事を気長に構えた余裕のある考え方です。一人占めするのではなく、「おすそわけの精神」とでもいったらいいでしょうか。

人によって性格が違うでしょうから、全ての人がこうしたギバーズ・ゲインの考え方を快適には思わないかもしれません。ただ私自身、ギバーズ・ゲインのおかげで気持ちが穏やかになれます。あまり貪欲にならずに済むし、人と自分を比較する気にもあまりなりません。優越感や劣等感とも基本的に無縁になれますし、自分が多少なりと持っているものの中から人に何かを与えることは何といっても気持ちがいいものです。もちろん、相手に対して押しつけにならないよう気をつけなければいけません。

実際、人に何かを与えようと思ったら、それなりに自分自身が節制し、努力して知識やノウハウを得る必要もあります。そして気前良くすることの一番の利点は、「常に気分よくいられること」です。不機嫌な気持ちになりにくいということであり、これが仕事をしていくうえでも大切なことだと思うのです。気分がいいとモチベーションも上がるし、疲れにくくなります。結果として、いい仕事ができるようになるのです。

Give(与える)ばかりしていると不公平感が募り、かえってストレスがたまるという意見もあります。人は皆、できるだけ効率よくたくさんのGain(得る)を欲しがるものだという意見ですが、これは正しい面もあると思うものの、私はGainというのは気持ちの持ちようだと思うのです。他人から見たら満たされていると思う人でも実はストレスがあり、全く不幸な気持ちでいる人もいます。一方、天気が良いことや、庭の花が咲いたことに気分が晴れ、それをGainと感じられる人もいますから、どちらが幸せかと言えば、やはり後者になるので社内でしょうか。

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