すっかり節電が日常のことになり、ご家庭の電球をLEDに替えたり、これから替えようかな、と思っている方も多いと思います。でも、いくつか注意点もあるのでお気を付けくださいね。
元々白熱電球を使用している照明器具で、調光配線がされている場合、その白熱電球を電球型蛍光灯やLED電球に替えた場合、調光機能は使えません。というより、使ってしまうと電球や器具が壊れてしまう恐れがありますよ。
LEDの魅力の一つはご存知の通り、消費電力が小さいこと。節電や省エネのために、とかなり売れ行きも好調のようですが、LEDに替えたからと安心して、点けっぱなしにはご注意を。たとえ消費電力が少なくても、必要のないところは消しましょう。それが節電への意識に繋がります。取り替えて終わり、ではなく、行為を習慣化して維持する事が大事ですよね。
節電は一過性のことではありません。
ただし、節電だから、と暗い中でガマンするのも良くないですね。気持ちが沈んでしまいます。
暗くても決して不快ではなく、必要なところは明るくする。
これが快適さと節電の共存ではないかと思います。
一般的に、1室1灯が多い日本の住宅。そうすると、点けるか消すか、になってしまいます。今まさに新築やリフォーム計画中の方、そして、そろそろ計画したいな、という方。1室1灯の全体照明から、部分照明にしてみませんか。照明計画で部屋の雰囲気は大きく変わります。そして何よりも、節電効果も期待できるのです。
照明の考え方で、心理的効果はもちろん、生理的効果にも影響が出るのです。悩んでしまったら、ぜひインテリアコーディネーターや照明コンサルタントなど、プロの意見も参考にしてみてくださいね。
インテリアコーディネーターであり、ライフオーガナイザーでもある、私の日常を綴っています。
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