
- 遠藤 浩
- 遠藤浩建築設計事務所
- 埼玉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
これまで、花粉症やインフルエンザの予防や日常の健康習慣の場としての洗面所のありかたについてお話してきましたが、今回は洗面所をもっと充実したスペースにするためには、どうするかです。
洗面所には石鹸や歯磨きグッズ、常備薬やタオルなど細々としたものがあふれています。
これらをきちんと収納でき、常に衛生的に保てるデザインであることが必要です。
また体脂肪・体重測定器や血圧測定器などが置けるスペースがあればより充実した空間になります。
更なる充実をはかるのであれば、ジムマシーン、トレーニングマシーンなど体を鍛える器具を取り入れたり、全身が写る大きな鏡を壁面に取り付けたり本格的な仕様にするのもいいでしょう。
洗面所を単に手洗いや歯磨きをするだけの場ではなく、健康から美容、フィットネスまで出来る多機能な空間にする。そのようにすることによって居心地が良く楽しい生活がそこから始まります。
具体的な例については、それぞれのお施主さんの間取りの中で反映できるものだと思います。
以上、地球環境が変わりつつある中、建築そのものもそれに対応できる新たな取り組みが、これからも更に求められていくのではなでしょうか。
建築家の設計力はそこにも求められているわけで、時代を見据えた家のあり方を常に考えていかなければなりません。
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