投資家はなぜインデックスファンドを買わないのか-2 - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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投資家はなぜインデックスファンドを買わないのか-2

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資産運用の原則 ETF(上場投信)とインデックスファンド
実は、これらのことはファイナンスの基本知識や、「絶対儲かる〜」本ではない理論的な本には、書かれています。そして、投資信託は平均すると市場インデックスに勝てない、『ファンドマネジャーはサルに勝てない』と書かれ続けています。現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることです。

私はFPとして教科書にも書かれているこれら常識がなぜ広まらないのか、不思議で不思議で堪りませんでした。先日この疑問への答えを見つけました。藤沢数希著「なぜ投資のプロはサルに負けるのか」(ダイヤモンド社)の中で、【人間は心理学で言うところの極めて強いオーバーコンフィデンシャル・バイアスを持っているからです。オーバーコンフィデンシャル・バイアスというのは、簡単に言えば人間は非常に自身過剰だということです。また、アメリカ人の90%以上が自分は平均よりかしこいと信じていることが実証研究でわかりました】。これが答えです、では日本人は何パーセントでしょう。

この本は、投資に関して「身も蓋も無い」本です、同じような本に、山崎元氏著「お金を殖やす本当の常識―シンプルで正しい30のルール」(日本経済新聞社)、バートン・マルキール著「ウォール街のランダム・ウォーカー株式投資の不滅の真理」(日本経済新聞社)があります。ご一読をお勧めします。