- 廣部 剛司
- 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「住宅ができるまで」8-実施設計
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前回は「基本設計」についてかきましたが
今回はその後、「実施設計」についてです
基本設計では<間取り>を決めるところがポイントになりますが
ここでは各部の詳細までを決めていきます。
各部分の検討をしながら図面化していき
必要な修正を加えていきます。
例えばキッチンの図面です。
当方ではほとんどの仕事で
オリジナルのキッチンをその家の空間にあわせて設計しています。
そうすると、その部分も詳細な図面が必要となるわけです。
冷蔵庫から食材を出して、下ごしらえをして
調理、器に盛る...
というような流れを想像しながら作図していきます。
このように、様々な部分にわたって
細かな図面が描かれていきます。
仕様書などとともに、かなりの枚数の図面として完成。
これによって詳細な工事見積ができます。
そして、工事中も常にこの設計の内容がベースとなって
進行していくことになります。
作業量の多い大変なプロセスですが
この部分でどこまでクオリティを上げられるかが
出来上がる住宅の質を決めてしまうのです。
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