既存住宅の省エネ改修集中講義 - エコ・省エネ住宅 - 専門家プロファイル

吉田 武志
有限会社 ヨシダクラフト 代表取締役社長
栃木県
建築家

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対象:新築工事・施工

小川 勇人
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志田 茂
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小川 勇人
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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既存住宅の省エネ改修集中講義

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  1. 住宅・不動産
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11月12日 金曜日。

  

 

既存住宅の省エネ改修ガイドラインを受講する為

東京へ。

渋谷の会場は超満員。

9:50分~17:40の長丁場。

テキストの発行はIBEC。

主催は新建新聞社。

 

 

時代はリフォーム。

不況もあり新築は少ない。

バブル期170万戸あった新築住宅着工数が

去年は78万戸。60万戸も近いのではないかとの話。

少子高齢化。空家多数。

CO2削減義務等。

上記の理由から、

新築からリフォームへという流れは時代も後押し

加速しいている。

 

 

前半の講師は野池政宏さん。

工務店は、部品交換型のリフォームはもちろん

本質改善型リフォームを目指すべきと。

 

 

本質改善型リフォームに関するレクチャー。

いつものように分かりやすい。

本質改善型リフォームをしたい施主像と提案方法を聞いた。

 

 

部品交換型リフォームは、来年度からヤマダ電機が

中古住宅を買い取り、オール電化にリフォームして家電を

付けて売るらしい。

実際にやるのは下請け工務店で、既製品の新建材

リフォームなのだろう。

 

 

ちなみに、部品交換型リフォームとは、キッチンや浴室の交換、

内装材の変更、外壁の塗り替えを指す。太陽光+オール電化も含む。

 

本質改善型リフォームとは、構造性能の向上、温熱/省エネ性能の向上

劣化原因の排除、間取り変更、視覚的デザイン性の向上を指す。

「住まいに求められる本質」を理解し、性能に関する深い理解が必要で

既存住宅に対する的確な調査、診断が必要。

「こだわりの家」とは「既製品率の低い家」とは明快。

 

 

 

後半の講師は岩村アトリエの岩村氏とスタッフの方。

省エネ改修の技術の紹介と事例紹介。

ケーススタディは、仕様および工事金額も書いてある。

参考になる。

いくつもの事例をサラッと流した解説なので

簡単そうに感じてしまうが、

現場を知る施工管理者にとっては、

とても難しいことが理解できる。

 

例えば、床下の断熱改修。

床下地を解体せずに行う場合。

1~2日、床下に潜り込んで工事を行うのは

職人にとっては大変なストレス。

狭く、暗く、湿気もある事が多いし、匂いもあるだろう。

今までにあまり経験の無い工事。

誰が施工するのだろうか?

やはり大工さんにやってもらうのが一番いい。

どちらにしても、断熱改修は地道に一つ一つ

最善であろうことをやるしかない。

 

 

住宅取得者が、中古住宅に住むことに違和感の無い世代

になっているという、新建新聞社三浦編集長の考え方に同意。

 

 

受講するか迷ったが行って良かった。

 

リフォーム リノベーション 栃木県 ヨシダクラフト
注文住宅 栃木県 ヨシダクラフト 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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