老後の生活費、シビアな現実を直視しましょう。 - 貯金・家計キャッシュフロー - 専門家プロファイル

釜口 博
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閲覧数順 2024年04月22日更新

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老後の生活費、シビアな現実を直視しましょう。

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ファイナンシャルプランナーが天職!

BYSプランニングの釜口です。

今回のコラムは老後生活費について、かなりシビアなお話をさせていただきます。

当事務所では資金シミュレーション(将来に渡ってのキャッシュフロー)を作成するサービスも行っております。

この資金シミュレーションを見られた時、ほとんどのお客さんは愕然とされます。

なぜか?

老後の生活費が赤字になるからです。

以下は一般的なサラリーマンの場合での、一生涯のお金の収支を試算してみました。

例:1975年生まれのKさん、1997年に機械メーカーに就職、結婚してマンション購入、二人のお子さんは大学まで進学。
  奥さんは6年間就労後専業主婦、末子が小学生からパート勤務。Kさんが60歳まで働き、80歳まで生存した場合。
  
  <収入の部> 合計3億3200万円
  生涯賃金:2億6000万円(H17年賃金構造基本統計調査より)
  妻の収入:3000万円
  退職金:1500万円
  老齢年金:2700万円(現在の年金受給者の6割で試算)
  ※現在の水準で年金月額は25万円前後ですので、
   その6割で15万円。 
   15万円×12ヶ月×15年=2700万円
  
  <支出の部> 合計3億8500万円
  一般生活費:1億6000万円(総務省家計調査年報より)
  税金・社会保険料:5000万円(総務省家計調査年報より)
  教育費(2人分):3000万円
  住居費:5000万円
  車関係費用:2000万円
  その他所雑費:500万円
  老後の生活費:7000万円(老後の生活費は月々30万円で試算)
  ※老後の最低日常生活費は平均23.2万円
   ゆとりのある生活費は、平均38.3万円
   (生命保険文化センター調べ)
  

上記データから計算しますと、
収入-支出=▲5300万円
  
人生の収支を大まかな数字で計算すると、一般的なサラリーマンの場合、例えば配偶者の収入が高いケースや、60歳以降もなんらかの形で働くというケース以外、老後の生活が非常に厳しい状況になるというのがご理解いただけると思います。

また上記例では、ご主人が死亡した後の奥さんの生活費は試算に入れていません。
本来は、女性の平均寿命あたりまでの生活費もプラスで見込んでおかなければいけませんので、奥様が専業主婦の場合、老齢厚生年金(老齢基礎年金のみ)がありませんので、奥さんの老後は更に厳しい状況になります。
  
  
早い段階で、この厳しい現実を理解して、あらかじめ手立てを取っておけば、高齢になって働かないで済みますし、ゆとりのある老後が実現できる可能性はあります。       
  
          
ご質問等はお気軽にメールか携帯まで・・・
メール:waku@bys-planning.com
携帯メール:kamann-wakuwaku@docomo.ne.jp
Tel:06-4305-4425

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