家計診断。キャッシュフロー表は本当に必要なの？

こんにちは、経営コンサルタント兼保険代理店の大坂です。

また、こちらに登録して間もないのですが

よくＱ＆Ａに家計診断の質問が多くみられます。

現状の収入と支出を伝え、ざっくりとした将来必要額を明示し

アドバイスをお願いします。

という形式。

とても良い質問と思う反面できるアドバイスが

ＷＥＢ上ではかなり限られてしまう質問でもあります。

実際の相談の場面で

通常ＦＰの方や生命保険を中心に販売されている方としては

将来のイベントを並べて、予定されている支出を把握し

キャッシュフロー表を作成するということを良くやります。

実は私はこの提案方法はあまり好きではありません。

ファイナンシャルプランナー技能士３級・２級の資格取得の

学校を厚生労働省の認可を受け（通称：基金訓練）運営しておりましたが

資格を取得する際に、この知識は必要なので

多くの時間を割き

作成の仕方やポイントを

当社のスタッフには重点的に指示を出し指導し教えてきました。

これは提案する方も作成することに時間がかかり

また提案を受ける方もオーダーメイドで作成されたキャッシュフロー表を見て

依頼したことによる成果物がすごいもののように思えよく見えます。

双方の満足度が高いのもこの提案方法の特徴でもあります。

しかし、この方法は実際の効果はあまり高くないと

私は思います。

というのも、

実際の生活で支出をそれなりに把握されている方は

あまり無駄遣いしていることもない場合も多く

そこからさらに節約を促して自由に使えるお金を捻出しても

あまり金額が増減しません。

また、将来のイベントはあくまで想定値になります。

さらに踏み込むと

現在の保険やローンの加入状況やリスクを把握し、

保障が重複していないか、金利等ローンの組み換えが可能かを

見た方が早くより具体的な提案ができますし

そこから運用に回すべき金額を算出した方が

より時間もかからずお客様にとっても悩みが早期に解決されるので

負担も少なくなると思います。

経営コンサルタントの中にも

提案書をカッコよく作りたがる人が多くいます。

見た目の割には意外と中身がないことが多いです。

お客様が求めているモノも

きれいなキャッシュフロー表ではないはずです。

そこを理解できているかどうかが重要だと思います。