先月の日経新聞に地価上昇についての
具体的な記事が掲載されたのは記憶に新しいところですね。
「住宅地価8%上昇」
1月~6月民間調査 底入れ、一戸建てにも
不動産調査会社の東京カンテイによりますと、
今年1月~6月の住宅地価は73万円(1平米あたり)となり、
09年(1月~12月)に比べて8%上昇したということです。
具体的には、都心近郊の400駅近隣の住宅地を調査した結果、
73%にあたる293駅近隣で、価格が上昇していました。
しかも、171駅が10%以上の上昇率だったという事です。
ちなみに調査した400駅に関し、
JR山手線の内側に集計対象になった駅はありません。
また、混同しないように分譲マンションは一切除外しています。
東京カンテイによれば
長期金利の低下や贈与税の非課税枠拡大などが影響し、
子供のいる中所得世帯が近郊で一戸建てを取得しようとしている
傾向が強いということです。
実際、現場に出ている当社の営業社員に聞いてみても、
横浜市内の新築建売り住宅の価格は、完全に下げ止まっている
という話がよく出てきます。
昨年からの住宅不況のあおりが続いているせいで、
供給物件が落ち込んでいる反面、お客様が多くなっているので、
1物件あたりの競争率が高くなってしまっているのも、
住宅価格の上昇につながっている要因としては大きいのではないか・・・。
こんな風に感じています。
その証拠に、
不動産経済研究所のデータを見ても明らかですが、
今年の住宅供給戸数も昨年と大差無いという見込みが出ています。
45年振りのこの住宅不況は、今年も続いているという事です。
私たちが住宅を購入するときは
住宅価格が低いときはもちろんのこと、住宅ローンの金利、
あるいは住宅ローン減税などの減税効果などをトータル的に検証し、
買い時かどうかを見極めていく必要があります。
そういう意味では、これだけ不動産購入の好条件が出揃っている事が、
過去にあったでしょうか?
ここから先は、是非皆さんで結論を出してみてください。
私も、もっと詳しくセミナーでお話していきますので、
ご興味のある方は、是非ご参加ください。
では、失礼いたします!
このコラムに類似したコラム
不動産業者も見落とす、物件購入の落とし穴‐【23:角地緩和が使えない角地】 藤森 哲也 - 不動産コンサルタント(2012/12/16 18:29)
不動産業者も見落とす、物件購入の落とし穴‐【7】 藤森 哲也 - 不動産コンサルタント(2012/05/27 16:33)
物件情報のイロイロ【ハザードマップ】 藤森 哲也 - 不動産コンサルタント(2012/03/31 11:42)
住宅ローン借りるための3つの保険 久野 博 - 不動産業(2011/04/11 18:51)
不動産仲介の役割2 畑中 学 - 不動産コンサルタント(2010/11/23 16:12)