材料管理 - 新築工事・施工全般 - 専門家プロファイル

米山 哲夫
有限会社家づくり舎ファミリー 代表取締役
埼玉県
建築家

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小川 勇人
小川 勇人
(建築プロデューサー)
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小川 勇人
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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住宅は当たり前ですが『そと』で造ります。

 

当然 工事中には、天候が影響します。

雨・風・雪・紫外線など。

 

上棟してから、10日くらいで屋根の下地防水紙が完了しますが、

その間に雨などが降れば、構造体は濡れてしまいます。

 

現実、すべての養生は不可能ですから、濡れた構造材がちゃんと乾いてから、 

壁などを貼るという注意が必要です。

 

普通の工期で行う家はそれほど気にしなくても

乾いてしまいますが、

突貫工事と呼ばれる通常5カ月くらいかかる工事を

2カ月で仕上げてしまうような

工事では、特に注意が必要です。(そもそも突貫は危険ですが...)

 

家を造る時には、構造材以外にもたくさんの木を使います。

野縁(のぶち)・間柱(まばしら)・野地板(のじいた)・窓台(まどだい)・まぐさ

・構造用合板・根太(ねだ)・垂木(たるき)・鼻隠し・ひろこまい

などなど

 

この材料が、すべて屋根が出来た家の中に入れて

工事が出来るわけではありません。

 

どうしても、外に置いておくようになります。

その為にも、雨・雪・風・紫外線の影響を受けないよう

しっかり養生する事が大切です。

 

なぜ、木が濡れるといけないのか?

カビ発生の問題などが考えられますが、

同じくらい重大な問題があります。 

 

建築材料はある程度乾燥された材料を使います。

一度乾燥させた木に、水分を与えまた乾燥すると、

ねじれ・まがりをおこします。

 

たとえば、壁の中にある間柱がねじれると、

内装壁にヒビが入ります。

さらに外装壁にもヒビが入ります。

 

外側の壁が木の変形によって割れた場合、

漏水の心配がでてきます。

 

他にも、断熱材の欠損・漏電・扉がかたい などなど

いろいろな不具合が出てきます。

 

でも雨が降ったら濡れないようにするって、当たり前ですよね!

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