- 凰美ニルヴァーナ洋子
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
--- 私たちの存在の原点が「魂」だとする。そして、私たちは、その魂を成長させるために地球上に何度も生まれ変わって修行にきていると想像してみてください。
地球に降り立った私たち魂は、体という容れ物(いれもの)に入って初めて、三次元の地球上でいろいろなことが経験できるようになる。
生まれ変わる(転生する)ごとに体を入れ替えるので、新しい体になじむのに時間がかかる魂もいるだろう。特に長い間、地球にきていない魂や、初めて地球にくる魂があるとすれば、それは十分理解できる。
20世紀の伝説的なサイキックと言われるエドガー・ケイシーは、魂の成長を加速化するために、わざわざ選択して障害を持った体に生まれ変わる魂がいると言う。また、いったん地球上に生まれ出たものの、魂として成長できる環境ではなかった場合、幼少期のうちに地球を旅立つ場合もあると述べている。
ケイシーによると、私たち魂は、地球だけではなく太陽系の他の惑星にも滞在し、学んでいるらしい。いわば「太陽系スクール」というわけだ。
太陽と月を含む各惑星が、私たち魂の異なる特質に符号したエネルギーを持っていることを考え合わせると、なるほど、と思う。私たち魂の地球ライフを加速的に向上させるために、各惑星のエネルギーが役立つらしい。
私たちは、地球上の経験を通して大きく成長・進化することができる。体を持たないエネルギーとしての存在ならば、本来、一瞬にして結果が出てしまうのだが、3次元世界の地球ではすぐに結果が出るとは限らない。
このように、作業を開始してから、最終目的地に至るまでの過程を「経験する時間」が与えられているというのは、ある意味、とてもありがたいことだ。宇宙の法則が作用する様子を一元的ではなく、多面的かつ体系的に経験し、観察し、考える機会が与えられているからだ。意識マインドのレベルで学ぶことこそ魂の成長につながる。
地球上では、五感で感じることができる目に見える世界と、目に見えない世界との微妙なバランスを経験できる。
心理学者であり精神科医カール・ユングが唱えた「個性化」という考え方がある。ユング派のトップ分析家のひとり、エドワード・エディンガー氏は、「ユングの個性化モデルでは、人生の前半では自我を開発し成熟させることが目的となる。その間、自我は、無意識マインドから自らを区別する。また人生の後半において、自我は、セルフ(魂)の存在に意識的に気づくことによって、「自我をセルフに同化させる」と述べている。
ここで言うところのセルフとは、意識マインドと無意識マインドが統合された全体的な自己(魂)のことだ。
無意識マインドは、普遍的マインドである宇宙への出入口となることから、人生の後半においては、この意識と無意識を統合することによって、宇宙の英知を意識的に自分の人生へと取り入れていくことが可能となると考えられる。
--- つまり、意識と無意識がバランスよく統合されてはじめて、完全な魂(セルフ)となるのです。そして、ようやく、次元を超えたものからの英知を受け取る準備が整うのです。
このコラムに類似したコラム
もうムリ!と言いたいときは 小倉 美紀 - パーソナルコーチ(2013/04/05 08:00)
人の成長に近道があるとしたら・・ 溜 香世子 - パーソナルコーチ(2013/03/25 21:18)
自分軸セミナー絶対ブレない「自分軸」を創る講座黄金のコンパス 有村 友見 - 研修講師(2012/11/25 16:30)
高度成長世代がコトの時代を生きる意味 中川 淳一郎 - 経営コンサルタント(2012/06/11 09:47)
フェリシモから「自分らしさを育てる」DVDが発売されました 小倉 美紀 - パーソナルコーチ(2012/05/21 17:32)