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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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お肌の大敵!?健康の味方!?紫外線との上手なつきあい方(5)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・さて、そのように弊害の多い紫外線を避けて、一日中室内に居て日光に当たらないのが正しいかというと、そんなことはありません。室内ばかりに居て外に出ないというのは運動不足になり、精神衛生上も良くありません。必要な仕事や社会生活を行ない生活をエンジョイするには、やはり屋外で活動することが大切です。

それならば、有害な紫外線の暴露から上手く体を守り、それほど心配なく屋外で活動できるような知恵と工夫がぜひとも必要になります。紫外線を避けて室内に引きこもるのではなく、紫外線を適度にカットしながら外へ出るというのが、現代人の一つの健康法であり処世術であると言えるのです。

紫外線を防ぐツールとして一番ポピュラーなのは、言わずと知れた衣服です。イスラム圏やインドなどの暑い地域の女性が、手足なども含めサリーやチャドルなどの衣装ですっぽりと包み、顔以外は殆んど肌が見えないような姿をしているのは、日本人からすると奇異な感じにも映りますが、これら紫外線の強い地域に住む女性たちの自己防衛の手段であり、生きる知恵とも言えます。

紫外線を通しにくい繊維としてはポリエステルなどが挙げられますが、反面で通気性や吸湿性に劣るため、蒸し暑い日本の夏に適した素材とは言えません。一方で吸湿性が良く夏に適している綿は比較的紫外線を通しやすい素材ですが、ポリエステルと綿の混紡素材の場合は紫外線の約8割をカットし、しかも通気性に優れているのでお勧めです。

紫外線対策で次に挙げられるのが帽子ですが、野球帽やサンバイザーはツバが前方にしかないため顔の側面を紫外線から守るという意味では力不足です。むしろ麦わら帽子のようにツバの広めのものがお勧めです。ツバが7センチメートルあるものは、顔に当たる紫外線の約60%をカットすることが出来ると言われています。。

一方サングラスはどちらかというとファッション性が重視されがちですが、上手く選べば有効な紫外線対策になります。ポイントとしては、紫外線防御効果のあるレンズが使われているかどうかを確認することです。レンズの色があまりに濃いものだと瞳孔が拡がって、かえって紫外線が目に入ってしまいますので、適度な透明感のある広めのレンズのものを選びましょう。

意外と有効なのが日傘です。正しく使えば90~95%もの紫外線を防いでくれます。最近ではUVカット効果のある素材を使用したり、雨降りにも対応できる雨傘兼用のものも出ています。日傘による防御効果を高めるためには、傘の柄を短めに持つことがポイントとなります。皮膚と日傘との距離が少ない方が、より周囲の散乱紫外線をも防いでくれるのです・・(続く)

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