リリースが好きな記者はいない - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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リリースが好きな記者はいない

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広報100箇条

新聞や雑誌などに記事を書いてもらいたい場合どうすればよいか?との問いに、あなたはどのように答えるだろうか。ニュースリリースを作成し、メディアに配布すればよいと答える方が多いだろう。これはほぼ正解である。では、記事内容のクオリティを上げたい場合はどうすれば良いのか。これはリリースだけではどうにもならない。また何百通という多くの媒体にリリースを配信したからと言って記事数が増えるわけではない。ではニュースリリースとはどういうものか。

 

そもそもリリースは決定した事実、起こった事象などを淡々と書くものである。ここから書ける記事の内容は知れている。俗に言う、“ストレートニュース”や“ベタ記事”と言われるものだ。記事を書くのが記者の仕事であるが、記事を書くためにリリースを待ちわびている、あるいはストレート記事を書いて満足している記者はいるだろうか。

 

答えはNOである。記者にとってリリースは、きっかけとしてしか考えていない。一斉配布でリリースが配布された場合、さまざまな条件、案件によるが記者は下記の判断をする。
・記事化に値しない or ストレートニュースとして記事を書く(単に業務上の流れ)
・ストレート記事に近いが、これまでの取材内容などを付加させた記事を書く
・ストレートニュースは書かずに、或いはニュース性が高い場合はストレートニュース掲載後、取材を実施し記者独自の切り口で追加記事を書く

 

このことから考えると、ニュースリリースの配布しか行っていないと、“記事化されるか否か“という判断しかされないということである。記者のみならず、同じ社内の人であってもリリースだけでどれだけそのリリースには書かれていない背景や想い、その企業のことが解るだろうか?リリースの投げっぱなしで終わらせるのではなく、個別レクチャーや日頃のメディアとの付き合いなども推進しなければ、”いざ“と言うときのリリースも生かされない事になる。

 

広報29箇条 リリース配布以外の活動も実施すべし!

 

ご参考:広報力向上ブログ

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