- 田中 友尋
- 株式会社ハマ企画 代表取締役社長
- Webプロデューサー
対象:ホームページ・Web制作
- 小菅 太郎
- (ITコンサルタント)
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
最近、私達の周りでは凄く当たり前なこと。
「Webサイトリニューアルは改善ではない」
クライアントからWebサイトリニューアルのご依頼を頂く時、
今あるWebサイトを改善したいからという意見、
それの真意はどうなんでしょうか?
改善のテーマが問題であったりします。
・「見た目をよくしたいから」
・「使いか勝手をよくしたいから」
この要望からWebサイトリニューアルのご依頼を頂くことが多いのです。
(残念ながら、でも具体的数値を取っているわけではありません、スミマセン)
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今、公開、運営されているWebサイトがどのように評価されているのか?
Webサイトの評価基準はリンク&トラフィックとよく言われています。
リンク → 良いサイトだからリンクをしてみよう。
トラフィック → 良いサイトだからいつも訪問しよう、沢山見よう。
これは外の基準(評価)です。
実際は、各WEBサイトが定めるゴールであったりします。
それがコンバージョンという数値に変化します。
では
・「見た目をよくしたいから」
・「使いか勝手をよくしたいから」
は?
実は、(身)内の基準であることが多く。
「見た目」「使い勝手」ともに 「影響力のある個人」の趣向がほとんどです。
つまり決済権者であるご担当であり、上司であります。
(残念ながらこの内容によるご依頼を頂く場合、経営者陣は決済権者ではないことが多いようです。)
本来、Webサイトリニューアルは、今の状況・状態を改善することだと思います。
改善とは、より評価が高くなる、またはよりコンバージョンが上がることです。
現状の数値解析なくして、改善はできません。
つまりこれがアクセス解析なわけです。
そして、数値はページビューやユニーク数よりもコンバージョンです。
営業会社を例にすると、現状数値なくして目標やノルマは具体的なものになりません。
ノルマがなければ売上が数値化されないわけで、売上数値をアップすることは困難です。
今の自分を知ることですね。
ということで。
「Webサイトリニューアルは改善ではない」と言い切ってしまいます。
場合によっては改悪になることの方が多いのです。
これがリニューアルリスクです。
Web屋の私が自らの仕事を否定しているようですが、
よいWebサイトを公開・運営するためには、
自分を知った上で、
設計を行ない、実行する。
そして検証と実行を繰り返す。
(PDCAですね)
Webサイトだから特別ではなく、
Webサイトこそ実業に影響を受けやすいデリケートな窓口なのです。
ハマ企画 田中友尋
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