建物の色について思うこと - 新築工事・施工全般 - 専門家プロファイル

井手 徹
有限会社丸井建築事務所 所長
建築家

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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建物の色について思うこと

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こんにちは、岐阜の住宅屋 タマゴグミのいてです

 建物の色って悩みますよね。一体どんな色を塗ったらこの家に合うんだろうか?ムチャクチャ難しい問題です。

 

 そうそう、何でこんなコラムを書いているかというと、 All AboutのQ&Aにそんな質問が入っていたからです。じゃあ、Q&Aに回答しろよ!と言われそうですが、まだ不慣れでコッパズカシイものですので、コラムに書きました。

(だいいち、All Aboutに出るよ、と数名のホームオーナーさんに伝えたら。「ええっ、ウケルわ~、ナイスジョーク。」と暖かいお言葉を頂いていますので)

 

さて、本題に戻って建物の色選び方ですね。

タマゴグミでは、30センチ角程度の色見本を数枚作ります。その色は、以前お客様から伺っている好み、そして私がこの建物に合うであろうと思う色で用意します。

 

それを建てている現場にもって行き、私が足場にのぼり外壁にペタッとあわせてお客様に見てもらいます。

高いところにあわせたり、低いところにあわせたり、北へもって行ったり西へ持っていったり、日陰・日向であててみたり…

 

1回で決まらないことはザラです。そして、「この色だ!ピッタリ」とご夫婦、そして私の意見が揃うことは本当に稀です。

だって、人それぞれ好みがちょっとづつ違いますからね。

 

ここから、私が一番言いたいことです。

建物の色は、どんな色を塗っても馴染みます。はじめはエエッと思っていた色でも、何となくOKジャン。と思ってきます。 だから安心して選んでください。

ただし、絶対馴染まない色、絶対やっちゃいけない色の組み合わせはあります。これだけはプロに確認してください。

 

じゃあ色選びなんて必要ないじゃないか、と思われますよね。いえいえ違います。

後悔しない家の色選びは、あなたが色を選んだプロセスにあると思います。真剣に「よい家になれよ」と思い、一生懸命色を検討した、そして建築屋さんもその色選びに真剣に携わってくれた、このことで、あなたは納得を得て、そして選んだ色に愛着が持てるようになります。

このことは全てのことに言えると思うのです。

家造りは選択と決定の連続です。その一つ一つにあなたが関わることで、納得のいく家造りが出来ると私は思っています。

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