人は皆、自分のために生きる生きものなので、自分の基準を中心に考えをもつことは、大切なことだと思います。
しかし、その基準もまた、独りよがりなものかもしれないのですから、余計なおせっかいを焼かないほうがよいのではないでしょうか?
つまり、自分の基準に合わないからと言って、人を悪く評価することは、余計ごとでしょう。
もし、それが社会通念上のことであっても、その人はその人の信念や、その人にしか分からない事情があっての故ですから、見守る、支えるのが、本当の愛ではないでしょうか?
我が家の夫は、早くから、自分で買い物をし、夕食を作って、子どもたちと食事をする生活をしてくれました。
私の地方のお仕事が増えるに従って、その回数も増えていきます。
最初は、買い物に行くのを嫌がりました。
「また、買い物してるの?たいへんねぇ・・・」と言われるのが嫌だったそうです。
そっとしておいてくれればいいのに・・と、たびたびこぼしていました。
しかし、幼稚園のPTA会長をさせていただいたころから、スーパーで、お母さんたちの会話に加わり、情報収集をするようになりました。
そうすると、子育ての環境が手に取るように分かるから、園の活動に活かせることに気づいた様子でした。
積極的に会話や挨拶に加わるようになると、かわいそうにとか、大変ねぇと言いつつも、好奇や同情の視線を送ってきていた女性特有のにおいを感じなくなったということでした。
世の中にシングルファザーが増えてきました。
かわいそうとか、哀れだとか、自分目線でのメッセージを送らないように配慮出来たらいいなぁと思います。
困ったことあれば応援するよという寛容な愛を伝えられる人になれたら、
人生、楽しめるのではないでしょうか?
人には人の数分だけ、生きざまがある。
今日も私らしく、笑顔ですごしましょ!
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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