口を出して良いところと悪いところ - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

鈴木 栄美子
マインドック有限会社 代表取締役
ビジネススキル講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:ビジネススキル

田原 洋樹
田原 洋樹
(人材育成コンサルタント)
深井 学
深井 学
(パーソナルスタイリスト)
牛山 恭範
(ビジネススキル講師)

閲覧数順 2024年04月25日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

口を出して良いところと悪いところ

- good

  1. スキル・資格
  2. ビジネススキル
  3. 対人力・コミュニケーションスキル
心理学あれこれ
  某中堅出版社の社長さんと、水曜日に2人で飲んできました。

  そこで、その社長さんが言った言葉を要約すると

 「僕だって、何かと部下に口を出したいんですよ。
  でも、わが社のターゲット年齢は35歳です。
  55歳の僕が口を出すと、ターゲットがずれます。
  45歳から60歳ぐらいに売れる本になっちゃうのでまずい。
  だから、若い編集者には何も言わないようにしてるんです」

  もう〜〜!!口出したくて口出したくてしかたない雰囲気を
  漂わせながら、そう言ったのです。


  それを聞いていた私は、

 「口出したいですよね。
  長年、現場でやってきたのですからね」

  そのように共感しながら、自分が口を出すと
  ターゲット向けの本がしあがらないことを理解している
  社長さんの現状分析力と自制心に、心の中で拍手していました。


  社長さんは、その後

 「だからね。僕と若手の中間にいる
  営業部長や総編集長に向かって叱るの。
  この前も2時間、怒鳴っちゃった」

  と照れながら話してくれました。


  経営者の年齢と顧客の年齢や性別がずれている時は、
  冷静なうえに冷静に現状を分析することが必要です。

  そうして、顧客の思いを吸い上げてくれる社員の作業には
  口を出さずに任せ、実績を出させることが大切で、
  経営者の理念や理想を通訳してくれる人には、
  自分の思いや情報を、こと細かく伝えていくことが大切です。


  口を出して良いところと悪いところを理解している
  某中堅出版社の社長さん。

  私も見習わなくちゃ〜。


  売上アップ・コスト削減・社員満足度アップが同時にできる
  社員活用経営コンサルティングなら、
  マインドック有限会社にお任せ