これは丸太から製材した時にみられる年輪などの模様の事で、
木材を挽く位置によってもずいぶん変わります。
柾目は木目がわりとまっすぐ通っていて、
見た目にもスッキリと見えます。
板目は子供が絵に描く木目のように、タケノコ状に重なっていて、
味のある表情をしています。
どちらも同じ木ですが、製材の仕方によっては、
ずいぶんと表情も変わってきてしまいます。
また、ところどころに虎模様のような、
虎斑とういう模様が表れるのも、楢材の表情の特徴の一つです。
どちらの方が良いというのではなく、反りかたや狂いかたも違うので、
使い方も変わってきます。
さらには、木目を選ぶ事もデザインのひとつです。
木材はひとつひとつ異なり表情は多種多様、
その事を受け入れて、その豊かさを楽しむのも、
木製品を手に入れる喜びにもなるのではないでしょうか。
このコラムの執筆専門家

- 渡邊 謙一郎
- (インテリアデザイナー)
- 株式会社スタンダードトレード 代表取締役 社長
結果として長く残るような家具をつくっていきたい
目黒区五本木にオリジナルの定番商品を販売するショップ、横浜には自社工場を構え、個人住宅用の特注家具を中心に、質のいい材料を選び、長く使えるようなシンプルで雰囲気のある家具を手がけています。また、店舗、事務所、住宅のリフォームも対応可能です。
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