広島市佐伯区で計画中の家ですが、現在そこには築100年以上に
なる古民家が建っています。
古民家を再生して住みこなすか?それとも、解体して新しく家を建て替えるか?
という視点で、建て主のJさん達と話しながらスタートしました。
最終的には、古民家の部材で活用出来るものは別にストックし、それらの材料を
尊重しながら、家を建て替えるという流れになりました。建築家としては、古民家
をどうにかして保存出来ないものか?という思いもありましたが、古民家を再生する
費用や年配の方が住みこなす事から考えても、それが現実的でないという結論を
実感しました。
工務店選定がちょうど終え、工務店と当社と建て主の3社で現地で立ち会って、何を
残したいかどうか?などの打ち合わせをしました。工務店も出来うる限り、古民家の
部材を自社の大工の手を入れて奇麗にとって保管し、再利用出来るよう配慮してくれ
ています。
Jさんのご先祖さまにも顔向けが出来るように、というのが共通の思いです。
2月に、古民家を解体し、3月から建替えの工事がスタートの予定。
またレポしますね。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
「家づくり現場」のコラム
上棟式を行いました(2010/08/31 18:08)
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