- 伊藤 健之
- ユー・ダブリュ・コンサルティング 代表
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
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イトーヨーカドーのカシミヤセーターの話。
半年間、羊の腹の中にもぐって、カシミヤをつむいできた人がいた。
彼があれだけ苦労したから、そのセーターは5千円でつくれた。
昔は、店頭にその人が座って、お客さんに体験談を話していた。
お客さんは、5千円の「向こう側」にある価値を正当に評価して購入した。
そう共感や感動の対価として5千円を支払っていたのだ。
隣で働く女の販売員は、
「この人こんなに苦労したやってたんだ」
ということを知り、熱くセールスをかけるようになる。
今ではどうだろう?
ワゴンセールになり「大安売り5千円」の札がある。
その5千円の向こう側にある本当に価値は誰にも伝わらない。
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「思い消費」や「こだわり消費」が今、注目を集めている。
そういうことをいかに伝えるかが、ポイントになってきている。
= MBA、ロジカルの「向こう側」へ =