
- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
- 吉武 利恵
- (人の印象の専門家)
- 牛山 恭範
- (ビジネススキル講師)
なぜなら、この世を生きていく上において、技があれば自由に活動ができます。
いろいろな仕事ができます。
逆に、技のない人に自由はないんですよ。
技を持たずに社会に出たとしましょう。
誰もその人を必要としないし、自分ではどうすることもできない。
サッカーの試合を見てもわかりますよね。
選手がピッチに立ったとき、技がなければ何もできない。
球に触れるチャンスさえ、ありません。
スポーツでもそうだし、世の中すべてそうではないでしょうか。
そして、技の習得を支えるのが、徹底した型の訓練と、技へと昇華させるための反復練習で、それが学びの基本です。」
by 齋藤孝
自分が得意とする「技」をもっていますか?
また、もしお子さんがいらっしゃる方なら、何かの型の訓練や反復練習をさせていますか?
私自身は、学生時代に吹奏楽部でクラリネットをやっていました。〔中学校から通算9年間〕
特に高校で所属した吹奏楽部は、全国大会で金賞をとるほどのレベルだったので、かなり厳しい練習を行ないました。
田舎の高校生が、NHK交響楽団の主席奏者など超一流の師匠について、プロ級の練習メニューをこなしました。
体育会系なみの体力トレーニングに始まり、楽器を吹く『口の型』をつける訓練。
『ロングトーン』といって、ひたすら同じ音を長く吹き続ける反復練習。
(これが実につまらなくて、辛い)
楽しそうな曲を演奏する時間など、なかなか与えられませんでした。
でも、振り返ってみると、私の人生は、この3年間の『型』に支えられているといっても過言ではありません。
社会人になった今、「あの時があったから・・・」と頑張れるのは、間違いなくこの、泣きながら『型』を形成した時代があったからです。
『型』=『学びの基本』が身についていれば、その後、どんな分野にシフトしても応用が効くんだと思います。
それこそが、自由を手に入れる道につながるのです。