危険予測ヒヤリ・ハット - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

渡邉 康弘
繁盛店コンサルタント
茨城県
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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危険予測ヒヤリ・ハット

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コンサルタントの気付き

繁盛店コンサルタント「渡邉康弘の視点」



こんにちは
繁盛店コンサルタント渡邉康弘です。

このところ、揺れもなくすっかり防災について忘れてしまっていますが
研究所や工場などでは、危険予知で災害を無くす活動が行われているという
コラムの原稿を書きました。

しかし、まさかその原稿を書いた翌日に
静岡で大地震が起こるなんて予想もしませんでした。

いつ災害は襲い掛かってくるか分からない、という教訓を胸に
このコラムをお読み頂ければと思います。


研究所や工場などでは「ヒヤリ・ハット」と言って
重大な事故には繋がらないものの、ケガや事故に繋がる一歩手前で
ヒヤッとしたり、ハッとしたりした事例をまとめて
事故を未然に防ぐための改善が、真剣に取り組まれています。

しかし、飲食店では死亡事故や重大事故などが発生する危険性があまり低いのか
危険予知で、危ない箇所を改善しようとする活動については
あまり真剣に取り組まれていないように感じます。

しかし、重大事故に繋がらないまでも、店内を見渡してみると
ケガの可能性がある危険な箇所や器具が、至るところにあるのが分かります。


研究所や工場では、人はケガをすると分かっていても
不注意や予期せぬ出来事によってミスを犯し、想定外の行動を取ることで
重大な事故を起こすものと考えられていて、想定外の使用を仮にしたとしても
事故を起こさせないよう危険予測をして、改善することで事故を未然に防いでいます。

飲食店では時間帯によって、混雑時に瞬発力を求められたりスピードを要求されて
判断力を失わせるほどの状況が多々起こっていると思います。

もし、人間がミスをするものという考え方を採り入れるとすれば
判断力が鈍っている時に事故を起こすかも知れない箇所があれば、積極的に改善し
誰もが安全に勤務できる環境を、早急に整えなければならないことになります。


地震によって物が落下したり、破片が飛び散る物があるなら安全対策を施し
混雑時にぶつける可能性がある物は、片付けたりカバーをするなど改良を加え
また、地震や水害などが起こった時に避難の妨げになるものは
撤去して通路を事前に確保したり、散乱しないよう固定するなど処置が必要です。

ここ数ヶ月の間に、いきなり予測もしない洪水が店に押し寄せたり
不穏な揺れが襲ったりしている現在。

何が起こったとしても、決して不思議ではないのです。

危険意識を絶えず頭に入れている人たちと違い
全く危険意識を持たない人や、アルコールを飲んだりする人が集まる飲食店。


衛生管理と共に、危険予知も頭に入れて
文字通り本当の安全・安心な空間で、楽しい時間をお客様に過ごしていただく

そんな空間を提供できる場でありたいものです。



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