住宅の価値を高めることで、中古市場を育成する
これが、国土交通省の狙う所です。昨今の施策を見れば明らかですね。
先日も、積水ハウスが2010年1月期の自社物件リサイクル住宅の販売数
を、累計の2倍!にすると発表しています。
また、ミサワホームも新規参入を打ち出しました。
10年保証がつく中古住宅
これらリサイクル住宅は、躯体を残してすべて新しくしますが、当然に
耐震性能を高める、オール電化対応等々、住設機器は新築同様になりま
す。 価格的にも新築より3割安くなるようです。
あるデータによれば、マンション等を解体するのではなく、躯体を活か
す事により、排出するCO2が65分の1になるとも言われます。
社会インフラと同様、この大量供給されたものを活かしていく事は、我々
事業者にとって大変重要な事であるのは、言うまでもありません。
そして、最終的にはそれらが、消費者のメリットに繋がる事が重要です。
良いことであっても、メリットの少ないことは残念ながら普及していきません。
しかし、これらは消費者にとって、生涯の住宅に関する費用の負担減につな
がる他、多くのメリットが生まれます。
新築住宅の着工数が減少してきた今、既存住宅の活かし方を見つめなおす、
いい時期なのかもしれませんね。