- 青松 敬明
- ビジネスナビゲーター
- ビジネスコーチ
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
世の中の人々の悩みをネット上で受け付けて、その道のプロが回答するのである。
「何でも受け付けます」ではあまりに膨大になりそうだったので、最初は受験生が問題集をやっていて解けない問題とか、難しい宿題を答えるというようなことを考えた。
そのときこの私は、「しめしめ、、、これで相当儲かるぞ」と考えていたものだった。
全国の中高生が仮に10,000人毎日質問してきたとして、一回10円を取れば、それだけで月に300万円になってしまう。年間では3,600万円だ。噂が噂を呼んで、毎日10,000人が100,000人になったら、それこそカリブ海にヨットを浮かべることも可能である。
しかし、この計画は簡単に頓挫した。
理由は2つ。
一つ目は、お金の取り方である。一体全体、中高生100,000人からどのように10円を取るのだ?
二つ目は、どうやって答えるのかである。
大学生のアルバイトで対応しようと考えていたのだが、1日に100,000もの質問を答えるのに何人の大学生が必要というのだ?
バイト代だけでこの事業は破綻してしまうのである。
そんなことを忘れ去っていたある日、スゴい会社が出現した。
「はてな」である。なんと答える人間を自分の側には用意せず、まさに「人力」で答えさせるのである。
う〜む、この私の考えが時代を先取りしすぎていたのか、単に「人力」を思い付かなかっただけのアホだったのか。。。
今では、その「はてな」の軍門に下り、「はてなブックマーク」を非常に重宝している。
何か気になるサイトがあれば躊躇せずにブックマーク。
ここまでは、ソーシャルブックマークではなくて、普通にブラウザーでブックマークしても同じことである。
しかし、ソーシャルブックマークの素晴らしいのは、、、
第一に「ダグ付け」ができることである。
自分がその情報をどのように分類をしたいかを決めてメモっておけるのである。
いずれにしても、将来必要であろうサイトを見つけたら、躊躇せずタグ付けして(ソーシャル)ブックマーク。
あえて、そのときには読まないようにしている。
第二に「ソーシャル」である点が、使いようによっては非常に勝手が良い。
人がブックマークしたものまで分かるのである。
この私があるサイトをブックマークすると、同じサイトをブックマークしている人がいるということが分かる。
その人のページに行ってみると、その人が興味を持ってブックマークしてるサイトが分かるのだが、当然ながらブックマークされているサイトはこの私にも興味があるサイトである。なぜなら、同じようなサイトをお互いがブックマークしているからである。
その結果、自分ではまだ発見していなかった情報まで発見できるのである。「これは、、、」という情報を発見したらまたタグ付けしてブックマーク。
これを日常的に続けていると、イザ何かの提案が必要なときには、タグの中を見れば、直近の重要な情報は既に山積みになっているのである。
はてなブックマークの場合、気になった人がブックマークしたリストをメールで送ってきてくれるというサービスまである。
どうやら、この私の考えが時代を先取りしていたのではなく、「はてな」がスゴかったようだ。。。
嗚呼、カリブ海。。。(参照:「カリブの熱い夜」)
*「ソーシャルブックマーク」より転記しました。