ネット接続時間に比例して生産性は下がる - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

青松 敬明
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寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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ネット接続時間に比例して生産性は下がる

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仕事術
 まったく個人的なことではあるが、少なくともこの私は、ネットに接続している時間に比例して生産性が下がっているような気がしてならない。これは自分の経験上間違いのないことである。

 元来、友達が少ないのか、はてまた人と繋がっていたいからなのか、やたらとメールの受信トレイの確認をしてみたくなるのである。
 そこで受信トレイにメールが来ていたりすると、それまでの仕事のことなんか放ったらかしで、喜々として返信作業にいそしむのである。もう集中力なんてあったもんではない。それ以前に、受信トレイを見ようと思った時点で集中力は完全に欠落しているのだが。

 さらに、何か調べ物をしようとして、検索したりネットサーフィンをしているうちに、気が付いたら全然別のことを調べていたり、全く関係のないサイトを読みふけっていたりするのである。
 これではまったく仕事にならない。
 だから、このような(生産性も上がらず、結果も出せない)人生を送っているのだが。。。

 まず、最初の「気になる受信トレイ」だが、これは、ネットを切断するしかない。
 とりあえずは、集中して仕事をしようと思うときは、ネットを遮断してできるだけ気を散らさないようにするしかない。
 もっとも、集中力なんてもって1時間くらいなので、1時間くらい経ったら休憩がてらにネットに接続して、受信メールにラベルを付けて(フォルダー分けして)再び前の仕事に戻るように(努力)している。

 問題は、ネットでの探し物の方である。
 これは、そもそもネットに繋がっている上に、リンク先という名の誘惑があまりに多過ぎる。
 たぶん、現在の社会において、その誘惑に勝つには「精神力」という全くアテにならない能力に頼るしかない。

 そこで、とりあえずの対応策として、(ソーシャル)ブックマークを利用している。
 何かを探そうとする行為を、「あらたまった行為」とはせずに、「日常の行為」としてしまうのである。
 確かに、考えてみれば、「探し物」に時間を掛けるのは馬鹿げている。
 家を出るときに鍵を探していてはなかなか外に出られない。
 生産性の高い仕事をするには、常に必要なものが必要な場所にないといけないはずである。
 そうなると、日常レベルで効率的にアンテナをはることにより、イザというときには、情報が集まっている体制を作らないといけない。
 普段から気になったサイトは、(ソーシャル)ブックマークしておき、ある意味、そのときにその内容を読み込んで頭に入れるのではなく、イザというときに同じ類いの情報を全て並べて一気に仕事に取りかかる方が効率的である。


*「ネット接続時間に比例して生産性は下がる」より転記しました。