「三軒茶屋の住宅」のクライアントは最初から住宅に多くを望みませんでした。
それは、自分達の土地が小さく、そこに建つ建物には多くを望めないと考えていたようです。
はじめてお会いして打合せをした時、使い勝手がよく、無駄のないきれいな箱がほしいと言いました。
そして打合せが終ろうとしていた最後の最後に、少し照れながら言いました。
「わたし、むかしから星を見ながらお風呂に入るのが夢だったんです。」
僕たちは、それを屋上への階段のむこうに用意しました。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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