通常、住宅の点検は、新築の場合、半年点検、1年点検、2年点検と大きく3回実施します。
「新潟の住宅」では、冬場のメンテナンスを避けるため、春先に点検を実施することになりました。
大きな点検としては2年目が最後になりますから、しばらくこの住宅とは会えなくなります。
そうやって考えると、ちょっと寂しいなあ。
子供に会えない親の気持ち。
当時、この「新潟の住宅」では新潟の気候(気温や風の強さ)を考え、建物全体の窓をなるべく集約させて中庭に集め、北国での開放的な住宅を提案しています。
ですから、道路側からみると開口部がありません。
夕顔と昼顔です。すごく禁欲的に見えます。鉄仮面のようなファサードです。静かな構えです。でも品があります。ぐっとこらえた中に・・・もっいいか!
一方、中庭側は・・・。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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