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気温差で調子が悪くなる事もあるのでご注意を!

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こんにちは。

「秋」という言葉が当てはまるのかどうかがわかりませんが、朝と晩の気温差がとても激しいです。

1日の中で10℃以上の差がある日もあり、人でもどのような装いにしたら快適なのかを判断するのが難しいと思います。そんな異常な環境により動物達にも様々な体調の変化があるようです。犬や猫などのペット達は洋服を脱ぎ着して気温差に対応できませんのでこのような気候変化にうまく対応できないと思います。

我が家の猫達も昼の暑さと夜の急激な寒さで居場所を変えながら過ごしています。体調も崩れているようで、嘔吐などが頻繁にみられるようになっています。

ペット相談室にも以前より嘔吐、下痢などの消化器障害と思われる内容が増えてきました。

また空気の乾燥も激しいので乾燥性皮膚炎と思われるような症状もあるようです。

電力不足、燃料不足の心配もありますので無理に頑張る必要はないですが、なるべく室内の気温は1日を通して大きな差がないようにしてあげたいところです。現実は難しいかと思いますが、人が快適と思うような環境作りができると体調が崩れにくくなると思います。

またお部屋が乾燥しすぎてはいないでしょうか。

空気の乾燥は皮膚にダメージを与え、痒みなどを起こしやすくなりますので加湿器などで適度な湿度に整えてあげましょう。私も喉が乾燥してくるのを実感しています。人が快適だと思うような環境は、概ねペット達にも当てはまりますので気を配ってあげたいものです。

10月も終わりに近づきましたが、これから寒さがより厳しくなるかもしれませんし、まだ暑さも残っている可能性もあります。

オーナー様もペット達も笑顔で過ごせますよう心より願っております。

来月もどうぞよろしくお願い致します。

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(獣医)
Clione Heart Warming 

気軽に話せる獣医師です

長年インフォームドコンセントを大切に心掛けています。会話により意思疎通が不可能なペットの気持ちを代弁し、何よりもオーナー様にわかりやすく状況をお伝えできるよう努力しています。

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