- 中沢雅孝
- 神奈川県
- YouTube専門コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
明日の包装文化を創る;暮らしの中の【OPS】
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【月曜朝8:00はたのしくお勉強】;プラスチックの基礎
2009-04-06 07:55
包装用途としては、ほとんどが容器であり、フイルムとしての利用はごく一部です。
ポリスチレンはスチレンモノマーを重合させてつくります。
性質によって一般用(GP)ポリスチレンとブタジエン樹脂などで補強された乳白色の耐衝撃性''(HI)ポリスチレン''があります。
また、発泡ポリスチレンペーパー(PSP)や発泡ポリスチレン(EPS)の成形品の原料として使用されます。
射出成形品やシートに加工されますが、食品容器としてはGPとHIを一定の比率で混合して使用することが多いようです。
(GP)は透明性が良く、酸・アルカリには強いが、耐衝撃性と耐油性に劣る
(HI)は耐衝撃性には優れるが、透明性と耐油性に劣る
また
(1)原料由来の未反応物が比較的多い
(2)レモンなど柑橘類の油に弱い
(3)70℃前後で変形溶融がおきる
といった特性があります。
フィルムとしては縦横に二軸延伸させたOPSフィルム*4*5*6があります。
弊社は、PVC*7と同じくインフレーション・チューブ製法であり、
PVC*8の次に引き合いが多い素材でもあります。
もちろん0PSも、シート成形容器としての使用が主用途ですが
特にインフレーション・チューブとしてのシュリンク包装『''製袋品''』は次の点をご注意してお使いください。
1)耐油性は他の樹脂*9に比べて劣る
2)外気温の影響を受けやすく形而変化*10しやすい
*11
*12/9;コラム欄参照*2ポリプロピレンと並ぶ汎用樹脂である*3スチロールとも呼ぶ*4''水蒸気透過性''に優れ、適度な酸素ガス・炭酸ガス透過性がある*5レタスやいちご、ホウレンソウなどの農産物の包装に使用されることが多い*6透明性に優れているため紙器や封筒の窓貼り用などに使用されている*72/16;コラム欄参照*82/23;コラム欄参照*9特に''塩ビ''*10→自然収縮*11高温多湿<夏場>での製品保管には注意が必要