明日の包装文化を創る;暮らしの中の【オレフィン】 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

中沢雅孝
神奈川県
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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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明日の包装文化を創る;暮らしの中の【オレフィン】

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【月曜朝8:00はたのしくお勉強】;プラスチックの基礎
アイオノマー樹脂のほとんどはラミネートフィルの内層や共押出の接着層として用いられているため
普段はあまり聞きなれない(ニッチな)名称となっています。
弊社ではかなり以前*1より、この樹脂の特性をシュリンク包装に生かせないか?
と研究をしてきました。

その結果、昨年の包装展*2では
三井・デュポン・ポリケミカル様のブースにて
その試作品としてポリオレフィン系シュリンクフィルム(チューブ)を共同出展させていただきました。

同社の「ハイミラン原料」*3の特徴は・・・



加熱溶着時にはイオン解離して未架橋の状態になり、常温では架橋により加硫ゴムに似た弾性と強靭性がある


その特徴をポリエチレンと比較してみると・・・



低温シール性やホットタック性が非常に良い
耐油性、耐薬品性にも優れ、ピンホールが発生しにい
耐寒性に富む理想的なフィルムです


しかし、コストが高いのが難点です。
したがって、付加価値の高い機能性のある分野に適しているということで・・・
シュリンク包装には打ってつけではないか(?)と弊社では予ねてから考え
研究開発をしてきた努力が、今。芽生えつつあります。
*1今から20年前の平成元年頃*2''TOKYO PACK2008''*3エチレンとメタクリル酸の共重合体を金属イオン(ナトリウム、亜鉛)の架橋