先日、久しぶりに一人で水族館に行ってきました。近所にあってずっと気になっていたのですが、20年近く経ってやっと実行。9月の平日にもかかわらず、子連れファミリーとカップルで意外と混んでいました。おかげで一人でも悪目立ちすることなく、好きなように魚たちを見られました。一人だと自由に観られて快適。美術館に一人で行くのと似た感覚です。(でも、私はやっぱり本物の海で魚と泳ぐのが好き)
さて、今月の『PHPスペシャル』、特集は「もう、ためこまない! 疲れとモノの手放し方」。
私の連載「働く女性のための相談室」のお悩みは、正社員からフリーランスに転身したときの時間管理について。
具体的には、お仕事自体は順調(すばらしい!)だけれど、ついサボりがちになってしまいモチベーションをどうしたらいいかということです。
本誌でも回答しているように、フリーランスの醍醐味はなんといっても自由。つまり、サボりたければいくらサボってもいいということ。生活に困っていないなら、あとの時間は自分の好きにしていいのでは。稼ぐ必要が生じれば自然とモチベーションも上がるでしょう。
お勤めでも、することがないと困るとおっしゃる人がいますが、空いた時間はご褒美みたいなものなので、何もせずダラダラ時間を浪費したってまったく問題ありません。でも、することがないと困るとか、何もしないと罪悪感や自責感を覚える人って本当に多いんですよね。
目標をかかげて何かに取りくむことはすばらしいですが、それは普通でも義務でもありません。まして、しないことが怠けで悪いわけでもありません。誰かに迷惑かけていないなら、ダラダラするときは堂々とダラダラしましょう。せっかくのリラックス効果がなくなってしまいますよ
私もフリーランスですが、正社員時代と比べると、おそらく実働時間は半分以下だと思います。ラッキーなことに好きなことを仕事にできていますが、それでもコンディションよく集中するためにはオフの時間が必須なので、スケジュールは一定量以上にならないよう調整しています。
言われたことをやるのは何も考えなくていいからラクだけど、仕事でもプライベートでも、自由にどうぞと言われるとどうしていいかわからなくて困ってしまう方、「何かしなきゃ」「何をすればいいのか」を少し手放してみませんか。人は、何かしていることに価値があるのではなく、生きていることに価値があるのだということをどうぞお忘れなく。
「何もしないでボーっとする」のが苦手な方には、動画を使ったマインドフルネス瞑想がお勧めです。慣れてくると、いろいろな気づきやいいアイディアが浮かびやすくなります
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。