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西島正樹/プライム一級建築士事務所 建築家
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小川 勇人
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小川 勇人
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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日経アーキテクチュアに掲載されました

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作品掲載


建築専門誌「日経アーキテクチュア」(2月24日号)
特集『日常に潜む危ないデザイン』において
保育園設計の名手ということで、プライムが取り上げられました。
【沖縄・にぬふぁ保育園】を中心に
幼児施設の安全性について、クローズアップされました。
http://www.prime-arc.com/89/89_nikkeiA.html
にぬふぁ保育園についてはこちら
http://www.prime-arc.com/89/89.html


■誌面では、このように紹介されました。
子どもを守る安全設計
リアルな使用状況を保育士と確認
保育園設計の名手にノウハウを学ぶ

保育園・幼稚園の設計を多数手掛けるプライム一級建築士事務所(東京都新宿区)は、
園児を日常的な事故から守る設計の工夫を積み重ねてきた。
2021年4月に開園した最新の保育園を例に同社の取り組みを紹介する。


■【沖縄・にぬふぁ保育園】設計主旨
「沖縄の自然と文化を大切にした子育ち文化の拠点を!」
そんな思いからこの保育園は生まれました。
建築主は、沖縄の自然と文化を通した教育と療育の研究・実践を中心に、独創的な活動を繰り広げるNPO法人「うてぃーらみや」です。
「広い縁側で保育を展開したい。」それが「うてぃーらみや」の希望でした。
高温多湿な気候の中では、室内に閉じこもるよりも、風が吹き抜ける外部の方が、快適で健やかだ。そんな快適な外部空間をつくろうと考え、建物の中央を貫くように巾広い縁側をつくり、そこに大きな屋根をかけて、雨や日差しから守られた半屋外空間にしました。
沖縄の伝統的民家では、母屋の周りを「あまはし」と呼ばれる軒の深い縁側が取り巻いています。
そんな伝統に根ざした気持ちのいい半屋外空間を実現しようと考えました。
この「あまはしテラス」を動線の軸として、ここから直接、各保育室に入る構成にしました。
こどもにとって保育室は家であり、「あまはしテラス」は、道であり広場となります。
テラスに机を出せばお絵かきや食事の場となり、絵本を出せば図書館、遊具を持ち出せば遊び場です。
そして、この広場にとりつく保育室は、それぞれが独立した一つの家と感じられるように形を五角形にしました。
そっぽを向くような保育室の五角形が、全体像が捉えきれない風景を描くことで、「あまはしテラス」が変化のある場として感じられればと考えました。
敷地は崖が重なる北下がりの坂地です。南側の道路が一番高く、敷地は一気に下がっていきます。
敷地の入口には門を設けず、建物玄関や駐車場に向かって、道からそのままゆったりとしたスロープと階段で下りていくようにしました。
ゆるやかに道路から下る階段に合わせて庭に築山をつくり、階段、築山、園庭が連なる立体的な遊び場空間を形づくりました。
また、道路と同じ高さになる2階に道路際からブリッジをかけ、「あまはしテラス」に直接入れるようにしました。
いろいろなルートにより回遊性が生まれることで、終りなく広がる空間と感じられればと考えました。
沖縄の自然と文化を大切にする方々の思いに導かれて生まれたこの建築の中で、こどもたちの内面が健やかに育まれることを願っています。





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