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閲覧数順 2024年04月15日更新

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2022年8月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、8月の基準金利はまだら模様の設定となりました。

 まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、8月の他行の金利でも同様だと思います。

 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。

 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが必要です。

 一方の固定金利ですが、中心となる基準金利の固定10年は前月比横ばいの2.150%、20年超の最長期間の基準金利は前月比0.034%上昇の3.219%となっています。(基準金利から適用金利が定まります)

 ソニー銀行の資金調達時期にあたる6月下旬から7月上旬にかけては、長期金利が横ばい推移したことが要因と考えられます。

 今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利は高止まりの展開となりそうです。

 インフレが止まらない中、持論の金融緩和を続けてきた黒田総裁ですが、任期が来年4月に迫り、金融緩和の修正も現実味を帯びてきました。

 近いうちに政策金利が0.5%程度に引き上げられる可能性が高く、そうなると変動金利も上昇する可能性が高くなります。

 今後は金利という概念が復活する、正常な社会になるという識者の指摘通り、無理な借り入れは自分達の生活を破綻させる要因になります。

 昔から言われている、「いくら借りれるかではなく、いくら返せるか」という意識を強く持って下さい。なお、8月の他行の全期間固定金利は横ばい推移する見込みです。

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沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


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