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閲覧数順 2024年04月27日更新

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たいていのことは自分に実害がなければ「どっちでもいい」か「どうでもいい」

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梅雨らしい天気が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は年始に予約していた恒例の沖縄石垣旅行を一旦延期したのですが、それも行けるか怪しい雰囲気になったので次の手を考え始めています。

 

さて、前回の100-0の極端な考え方にも共通するのですが、悩んでいる方やイライラしやすい方には、ものごとにこだわりすぎている傾向があります。

 

ここ数年圧倒的に多いのは、「人の目が気になる」。

 

ときどき誤解している人がいますが、これは、他人が自分をどう評価しているかを気にしているのであって、他人の気持ち(喜怒哀楽)に関心があるわけではないんですよね。むしろ他人には興味がないことが多いかもしれません。

 

だから、他人に気をつかって疲れると言っても、他人を思いやっているのではなく、自分がどう見られるかを気にして疲れているので、正確には「自意識過剰で疲れてしまう」なんですよね。

 

気疲れしてしまう方は、自分はどちらで疲れているのか意識されると対処法も変わってきます。

 

接客業などの感情労働で相手に配慮する疲れがたまる場合は、ひとり自由に好き勝手に過ごしたりしてバランスをとると効果的。私もオフの時間は、存分にダラダラしたり、大好きな南の島へ行ったり、行けないときは動画を観てリフレッシュするようにしています。

 

一方の自意識過剰タイプの方にぜひお伝えしたいのは、あなたが気にしている人の評価は、あなたにとって本当に重要なものか、必要なものなのか、それがあなたの価値を決めるものなのかどうかをよく考えてみましょうということです。

 

他人の目を気にする方は、多くの場合、自分に自信がなく、他人からの評価を自分の価値だと思いこみやすく、しかも悲観的に悪く悪く考えがちです。

 

「自信がつけば・・」を待っていると、いつまでもその悪循環から抜け出せませんから、できることから少しずつやっていき、小さな成功体験を積み上げていくことがお勧めです。そのために、ぜひいつもの自分を責めることを自問自答に切り替えるくせをつけましょう。

 

肝心なのは、もし他人から悪く思われたとして、それが何か実害を生むかどうかということです。人から悪く思われたら気分がよくないのはあたりまえ。でも、人が何を好むか嫌うかは各人の自由なので、どうすることもできません。生きるうえで必然のリスクだと言ってもいい。だから、そこにこだわっても意味がない、はっきりいって無駄なんです。

 

こだわるべきは、それが自分にとって実際に何か損害が発生するかどうかです。たとえば、仕事に支障が出る、風評被害で精神的にやられてしまう、嫌がらせを受けるなどのことがあれば、たいていハラスメントなど何らかのトラブルに該当するので、ひとりで抱えず、すみやかに適切な人に相談し、対処すべきです。

 

まず、今気にしている評価によって実害が発生するかどうかを、できるだけ冷静に客観的に考えてみて、現実的な実害が思いつかなければ、こだわるだけ時間の無駄、「どっちでもいい」ことだと自分に何度も言い聞かせて手放す努力をしましょう。

 

視点を変えれば、他人の評価にこだわるということは、本来コントロールできないものをコントロールしようとしているということになり、それは支配欲が強すぎるということになります。自信がないのに他人を支配しようとするなんて何様?、矛盾していると思いませんか。

 

コントロールできるのは、他人ではなく自分自身の考えや行動です。コントロールできないことに執着し、自分をコントロールしていないから自信がなくなる悪循環から抜け出しましょう。

 

大事なのは、自分自身の評価軸をもつこと。それには、自分でものごとを考え判断すること。他人がそれをどう評価しようとそれはそれぞれの自由なのだから「どっちでも仕方がない」し、それが身についてくれば、最終的には「どうでもいい」と煩わされなくなっていきます。

 

おそらく、有名人などは多くの人に注目され、少しずつそうした境地に達していくのでしょうね。そうなれないと、つらくなって病んでしまうのかもしれません。

 

私たち凡人は、そこまで多くの人の評価に晒されるわけでもないですし、実際に被害にあうことも少ないのですから、実害がなければ「どっちでもいい」「どうでもいい」と自分に言い聞かせ、自分は本当は何を望んでいるのか、どうしたいのかをしっかり考えてみてください。

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