今年の目標は「試さない」! - 性格・コミュニケーションの不安 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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2回目の緊急事態宣言が出ましたが、今のところ対面カウンセリングは感染対策をしながら通常どおり行っています。

 

1回目のときは、未知のウイルスへの脅威や対面カウンセリングをお休みしたことで仕事が激減したことの不安から、めまいなどのストレス症状が出て、耳鼻科のお薬で治療するはめになりましたが、今回は、まだ仕事に大きな影響が出ていないこと、新型コロナが以前ほど未知の恐怖ではなくなったこと、いざというときの孤独死の覚悟を再確認したことなどから、比較的冷静に日々過ごせています。

 

さて、カウンセリングでは、年末年始に1年の区切りとして、ふりかえりや抱負などを語っていただくことがあるのですが、今年はなぜか「試さない!」という決意表明が続きました。

 

「試す」ことには、自覚のある人とない人がいますが、どちらも、相手が本気で自分を好きでいてくれるか、見捨てないでいてくれるかという愛情確認には変わりありません。

 

でも、これって相当ひねくれてますよね。される側にしたら、面倒くさくてたまらないでしょう。

 

私も20代の頃によく恋人を試しては嫌われていたのですが、当時はまったく自覚がなく、自分なりには一生懸命だったのに、なぜ次々に「素直じゃない」「かわいげがない」「重い」と言われてしまうのか、自分でもわけがわからず困り果てていました。

 

ただ、「素直じゃない」という自覚だけはあって、素直になりたいけどどうしていいかわからず、当時はただ「素直になりたい」とだけ願っていました。

 

その後、アダルトチルドレンという概念を知り、独学でワークをし、カウンセリングの勉強を始めてアサーションを知ったとき、目から鱗が落ち、私の甘え方は「非主張的攻撃的」という矛盾した表現法で、無意識に相手を試そうとしていたのだと理解できました。

 

私は精神的に親に甘えられなかったので誰かに甘えたくて仕方なかったのですが、甘えたことがなかったので健全な甘え方を知らず、甘えても大丈夫かどうか試しながら甘えていたのです。

 

それも、相手が恋人だと親代わりに甘えたくなって、そうすると試し方もえげつなくなり、相手が辟易するのも無理はなかったと今ならわかります。

 

こんなふうに、試す人はその人自身が相当こじれていて、素直には甘えられない事情があるものですが、大人になったらそれは自分で克服できる、それがアダルトチルドレンのワークであり、アサーションスキルの習得でもあります。

 

試す・試されるはお互いに後味が悪く、百害あって一利なしです。相手に嫌われないようにというより、まず、自分が試すことをしないでいられるととても爽やかな気持ちでいられます。

 

何ごとも自分の状態がよくないと始まりません。もし、試しグセがあると思われる方は、ぜひ人を試さず率直に話すアサーションの習得をお勧めします。自信がもてるようにもなりますよ。

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