- 寺岡 孝
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
- 東京都
- お金と住まいの専門家
-
03-6202-7622
対象:損害保険・その他の保険
2021年1月に火災保険と地震保険が値上げ!
このところ、震度5程度の地震の速報が流れるのを目にします。
特に、緊急地震速報の音を聞くと、あの東日本大震災の時を思い出すことは私だけではないかもしれません。
また、日本全国の台風や大雨による水害の多さも目立つ昨今です。
そんな自然災害の多い日本では損害保険の補償は重要なものと位置づけられます。
ところで、来年の1月はこの地震保険や火災保険の保険料改定があるのをご存知でしょうか。
多くの地域では保険料の値上げ対象地域に該当し、中には15%程度の値上がりという地域もあります。
各損害保険会社では昨今の水害による保険補償の充当が多くなり、現状の保険料ではなかなか補償の維持ができない状況下になっているとのことです。
そんな背景から、今回の地震保険や火災保険の値上げはどんなものなのでしょうか。
■地震保険の値上げは?
地震保険は全国平均で5.1%の値上げとなり、特に福島県では先般の東日本大震災の影響で木造の住宅では14%以上の値上がりになります。
地震保険は地震の発生確率や予測をもとに算定をされており、保険料の高い地域はそういった災害の確率リスクが高いといえます。
値上がり率が高い都道府県では埼玉県の14.4%、東京、千葉、神奈川、静岡の各都県で8.5%という値上がりになるようです。
逆に、愛知、三重、和歌山の各県では14.2%の値下げということになり、それぞれの居住地で値上がり、値下がりということになります。
したがって、値上がりが見込まれて都県では地震保険の見直しをオススメします。
■火災保険の値上げは?
次に火災保険ですが、全国平均で約5%の値上げとなるようです。
中でも、熊本県では24%程度の値上がりで、台風などの自然災害の多さが保険料に反映される格好になります。
また、東京、大阪、愛知の三大圏では概ね値上がりの傾向にあります。
火災保険の場合には建物の構造や各保険会社にも多少にバラつきがありますが、値上がり率が大きいエリアでは火災保険の見直しも必要でしょう。
見直しの必要性が高い条件としては、
保険料の値上がり率が高い地域、
あと1、2年で保険の満期が到来する保険契約、
加入した際に1年とか5年などの短期間の契約年数で加入している場合、
など。
該当すれば見直しを検討すべきでしょう。
今年も押し迫ってきていますが、火災保険と地震保険の両方の見直しをしてはいかがでしょうか。
■火災保険・地震保険の見直し相談はこちらまで
電話:03-6202-7622
このコラムの執筆専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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