自然素材100%の漆喰塗り - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家

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対象:住宅設計・構造

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自然素材100%の漆喰塗り

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次世代パッシブソーラー【そよ風】搭載の家 富士市 パッシブソーラー【そよ風】の家
「そよ風の家」のコラムでご紹介して参りましたが、いよいよ完成見学会となりますので、シリーズで今までの作業風景をご紹介させて頂こうと思います。

この家は、次世代パッシブソーラー「そよ風」を搭載し、構造材は厳選された紀州の杉と桧で組み上げた、こだわりの木の家です。

お客様と紀州の山にまで出向き、工場の見学をした所から始まり、
左官の漆喰塗り、
七宝の引き手作りなど、
お客様と一緒に造り上げた、手造りの自然素材の家です。

見学会の詳細はこちらです。


さて、今回は、内装の漆喰塗りのお話です。
今回のお宅は建て替えですが、お施主さんの亡き御父様は左官職人。
ですから、やはり内装は左官仕上げとしました。
もちろん、お約束の手形(&足形?)記念も…(笑)。

漆喰工事の際には毎回同じ事を書いておりますが、漆喰や珪藻土と一口に言っても、全部が全部、自然素材・健康素材というわけではありません。

は?

と思うかも知れませんが、例えば珪藻土を数%しか含まない塗り壁材の「珪藻土」というのも多く出回っています。

そうなると、残りのほとんどは合成樹脂。

ゴムのように伸びますので、たしかに経年変化によってひび割れをおこしたりしないのですが、これってもはや…です。

漆喰も同じです。
本当の自然素材か、なんちゃって自然素材かは、業者はお客様に説明する義務があります。


あと大事なことは、やはり下地処理と丁寧な施工。
その作業風景は、ブログのこちらのページでご覧下さい。

100%自然素材の漆喰なので、作業中も嫌な臭いは全くせず、なにかこう、部屋の中が良い空気になって行くような気さえします。


さて、ただ漆喰だけでは白いだけで、もちろんこれはこれで統一感があってとてもキレイですが、今回は折角ですからもう一工夫。

漆喰に色粉と藁を混ぜて、寝室を一味違った雰囲気にしました。
写真を二枚しか載せられませんので、その際の施工風景はこちらで、完成した雰囲気はこちらの、それぞれのブログのページでご覧下さい。


尚、次世代パッシブソーラー【そよ風】システムについては、こちらをご覧下さい。
施工:株式会社マクス