- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
自転車や車など多趣味の御主人にとって、半分外部で半分内部として利用できる土間は、住宅で過ごす時間をより豊かなものとしてくれることでしょう。家はごろ寝をするためだけにあるのではなく、自分らしく時を過ごすためにあるのだと私は考えます。昔の農家では、家の土間部分に作業場があり、炊事場がありました。家はある意味生計を立てるための作業場であり、ある時はくつろぎの場であったわけです。nLDKの呪縛は近年になってつくられたものです。注文住宅だからこそこの呪縛から逃れて本当に自由な家作りをしたいものです。