- 寺崎 芳紀
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
-
03-5858-9916
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
新型コロナウイルス感染症拡大により、医療機関においても経営難が起こっているそうです。
感染への恐怖心から外来受診を控える方が多いのだとか。
入院病床のある病院では、万一コロナが発生した場合にはその対応に追われてしまいます。
当然、新規の入院受け入れも、外来診療もできなくなります。新規のオペもできなくなり、結果として診療報酬が激減してしまうということです。
先日のコラムでも書きましたが、こういう経営難によってスタッフさんのお給料が据え置きとなったりしています。中には、賞与が支給されず、労働組合が猛抗議をしているという話もあります。
これは厳しい。本当に厳しい。
従業員さんを蔑ろにしている医療機関は問題外として、非常に苦心されている医療機関の経営者の気持ちも、とてもよくわかるからです。
運転資金の調達等に奔走されている経営者さんも多いと思います。
しかし、第2波が来たのではないかと言われる中、せっかく調達した運転資金もいつまで続くかわかりません。先行き不透明な中、医療サービス単体で運営していくことには、リスクが伴うという意見も出ているようです。
最近では、医療機関が介護サービスに進出されているケースも、少しずつ増えてきています。
もともと、訪問看護や訪問リハビリ等は、「みなし指定」にて介護サービスを提供することが出来ます。
また、介護療養型を「介護医療院」や「療養型老健」に転換する動きもあります(これはあまり進んでいないようですが)。
しかし、それ以外のサービスとして、例えば居宅介護支援事業所や訪問介護、デイサービスといった介護サービスに進出する医療機関も出てきています。
このご時世で、企業も従業員に対して副業を容認する動きがあります。
収入源は、一つよりも複数あった方がよい。
医療機関が介護サービスを提供することにより、ダブルインカムが期待できますし、本業へのシナジーも利きます。
逆(介護サービス事業者が医療に進出すること)はほぼ不可能ですので、医療機関コード(あるいは医療法人格)を取得しているメリットを生かし、介護サービスに少しずつ進出することが重要になってくると思います。
しかし医療機関側からよく聞く話として「介護経営は難しくてよくわからない」「やれる自信がない」「非常に面倒だ」等々ございます。
確かに、簡単ではありません。しかしそれはどんな事業も同じです。
医療と介護は、シナジー効果が期待できます。もし、介護事業に興味のある先生がいらっしゃいましたら、弊社は十分お手伝いできますので、お声かけいただければ幸いです。
このコラムの執筆専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
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