- 鈴木 康介
- プロシード国際特許商標事務所
- 弁理士
対象:企業法務
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プロシード国際特許商標事務所
弁理士の鈴木康介です。
今日は、知財屋のための価値評価入門その1です。
「今日100万円あげるよ!」と言われるのと、「5年後に100万円あげるよ!」と言われるのとどちらがうれしいですか?
普通は、前者ですよね。
何でですか?
5年後だともらいぱぐれるから。。。
そんな見方も正しいかも知れませんが、別の見方もありますよね。
つまり、今日の100万円と5年後の100万円では金銭的な価値が異なるのです。
例えば、複利計算で年1.5%で100万円を運用したとすると、5年後には、107万円になります。
(下がったとは言え、米国の10年もの国債の利率は、今月は2%台をつけてましたし。。。
1.5%ぐらいはいくかなと。)
つまり、今日の100万円は、5年後には107万円なので、5年後の100万円よりも価値が高いのです。
逆に言えば、5年後の100万円の今日の価値は、約92万円(計算は100万/(1+1.5%)^5です。)となります。
このように、将来に得られるお金を所定の割引率(例えば、今回の例では1.5%)で現在いくらになるかと計算する手法をDCF(Discount Cash Flow)法と言います。
次回は、NPVの話を書こうと思います。
<今日のまとめ>
1.DCFは、将来得られるキャッシュの現在価値を求める手法です。
お読み頂きありがとうございました。