- 秋田 憲二
- 株式会社エイチエイケイ 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
最新作である「N-HOUSE」の竣工を機に、「建築家とつくる家と家族のカタチ」をテーマに据えて、N-HOUSEの設計プロセスをメインに、施主と建築家が対等な立場で共につくりあげる家の在り方をプロジェクトごとに写真・図面・模型などを使ってわかりやすく展示しています。
会期:2月28日(土)まで
時間:AM10:00〜PM5:00
場所:田園都市線「たまプラーザ」駅徒歩2分。
メディカルモールたまプラーザ地下1階
http://mm-tamapla.com/accessmap.html
N-HOUSEでの打合せにおいて、
建て主であるNさんがこれから住みたい家について語った言葉は、きっと子どもの頃から重ねた家の歴史や、親から引き継いできた暮らし方、そして未来の自分たちへの想いなどからこぼれだした宝珠のような言葉だったように思えます。
なぜなら、Nさんらしさの詰まった言葉と想いをあずかり、設計を終えてみれば、「N-HOUSEの図面」を描いたというよりは、「Nさんの家族みんなの自画像」を描いたように思えたからです。
家をつくること。
…それは、「家族の自画像を描くこと。」に似ているのかもしれません。
そして、「家は家族の在り方のカタチ」であるべきなのだと思います。
展示してあるプロジェクトは、N-HOUSEの基本設計後に手掛けたものがほとんどです。N-HOUSEの建て主からあずかった言葉と想いは、私たちの住宅設計に新たな独創性とデザインをもたらしてくれました。
各プロジェクトの家のカタチがそれぞれ違うように、そこに住まう家族のカタチも違います。きっと、違う家族から見ればしっくりとこないかも知れません。
しかし、その建て主にとっては体にピッタリとなじんでお金では換算できない価値がある家です。
それぞれのご家族のライフスタイルに合わせてゼロから設計した家は、そのご家族にとってこれ以上住みやすいものはなく、まさに「肌にしっくりとなじむ家」、「かゆいところに手が届く家」と言うことができます。
プロジェクトごとに、「建て主の要望」も展示してあります。
そこから、私たちがどう「家と家族のカタチ」を想い描いたのか、ぜひご覧ください。
なおHAK Co.,Ltdでは家づくりに関するご相談を随時受け付けています。
横浜オフィスは本展覧会場に隣接しておりますのでお気軽にお立ち寄りください。
また、N-HOUSEの造作家具を手掛けたYPOの家具と小物、AMATのホームシアターセットも同時に展示、販売しております。