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閲覧数順 2024年05月06日更新

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2019年9月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、9月の基準金利は15年以降が低下しました。


 まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、9月の他行の金利でも同様だと思います。


 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。


 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが必要です。


 一方の固定金利ですが、中心となる基準金利の固定10年は前月比横ばいの1.930%、20年超の最長期間の基準金利は前月比0.128%低下の2.287%となっています。(基準金利から適用金利が定まります)


 ソニー銀行の資金調達時期にあたる、7月下旬から8月上旬にかけては、長期金利がマイナス圏で推移したことが要因と考えられます。


 今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利も低位安定の展開となりそうです。


 米のFRB(連邦準備制度理事会)が7月末に利下げを行ったのをきっかけに、自国の貿易に有利になるよう自国の通貨を切り下げる、通貨安競争が激化しています。


 その最大要因は米中貿易摩擦が長期化しているからですが、9月1日からは中国からのほぼ全輸入品に追加関税を課す(一部猶予)など、悪化の一途をたどっています。


 当然ながら世界市場はリスクオフの流れとなり、米では一時長短金利が逆転、米長期金利も急低下し、日本の長期金利にも下押し圧力となっています。ここからの低下は新たな展開に入るため、他行も含めて、今後の長期固定金利は低下含みの展開となりそうです。

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沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


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