歯周病について　その１

歯周病について 2009-01-14 19:04

前回、

歯を失う原因のトップは歯周病！
http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental/21905135.html

というお話をしましたので、今回はその「歯周病」について説明していきましょう。

テレビのＣＭなどで何となく言葉は聞くけど・・・自分には関係ないかな？って思っている人は多いかと思います。しかし、

・成人の80％は歯周病！

・小学生・中学生でも歯周病の手前の状態「歯肉炎」にはかかっている

ことを考えると、ほとんどの人と切っては切れない関係であるといえます。
今日は１回目ですので、基本的な『歯周病って何？』って所から始めましょう。

歯を失う原因のTOP2「虫歯」と「歯周病」。どう違うのかと言いますと、

・虫歯は『歯が溶ける病気』

・歯周病は『骨が溶ける病気』

です。

木にクギを打ち付けた状態をイメージしてください。
クギが頭の方から溶けてしまう病気が「虫歯」です。埋まっていない部分をキレイに磨いたり、欠けた箇所は修復することで長持ちさせることができます。

それに対し、クギは何ともないのに、周りの木が腐ってしまう病気が「歯周病」です。
いくらクギ（歯）がキレイでも、土台となっている木（骨）が腐ってしまっては、クギは簡単に抜けてしまいますよね。

虫歯の治療は、よっぽど大きな虫歯ではない限り、歯を修復することは可能ですが、歯周病によって溶けた骨を再び元通りにすることはできません。
ですから歯周病の治療というのは難しく、早めの治療が必要になります。

次回は『歯肉炎』と『歯周炎』の違いを説明しましょう。

千葉県松戸市歯科むつみデンタルクリニック
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