日経記事;『薬開発 AIで早く アステラスなど、効能を予測』などAI・インターネット・ITに関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;『薬開発 AIで早く アステラスなど、効能を予測』などAI・インターネット・ITに関する考察

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皆様、
こんにちは。
グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

8月19日付の日経新聞にAIの応用例として、記事;『薬開発 AIで早く アステラスなど、効能を予測 期間最大3割短縮』が掲載されました。
その抜粋記事の一部は、以下の通りです。
『新薬開発の期間を人工知能(AI)を使って効率化する技術の開発が産学で進んでいる。がんや認知症などの新薬候補になりそうな化合物の特徴をAIが学習して絞り込み、効果や安全性にかかる試験などの時間を大幅に短くする。最大で3割弱の開発期間を短縮し、開発費の削減にもつながると期待される。。。』

私は、今回、この記事の内容自体についてコメントしません。この記事を取り上げたのは、最近、この記事のように、日経だけでなく欧米のメディアを含めて、人工知能(AI)の活用事例が、数多く記事として掲載されていることの一例として出しました。

最近のブログ・コラムで書きましたように、AI関連記事でびっくりしたのは、8月13日に、GoogleグループのDeepMind社が発表したニュースです。

記事の一部内容として、「。。。私たちのAIシステムが前例のない正確さで定期的な臨床診療から目のスキャンを迅速に解釈できることを示しています。世界をリードする専門医と同じくらい正確に、50を超える視力を脅かす眼疾患の治療のために患者をどのように紹介するべきかを正しく勧めることができます。。。」と書かれています。

最近、ガンの誤診問題がニュースで取り上げられました。DeepMindのAI技術が、多くの病気診断に応用されると、医者の誤診問題を大きく解決することが、確実に可能になります。

アメリカで、AIがすでに弁護士から、過去の判例調査の仕事を奪っています。単なる過去の判例調査を行っていた弁護士や法律事務所の職員は、仕事を失いました。

日本でも、金融機関や生命保険会社などで、盛んに、RPA(ロボティクスプロセスオートメーション)の導入を進めています。
RPAは、パソコンに搭載されているアプリケーションソフトで、定型的な事務作業を完璧に、1日24時間働いてくれるロボットです。

RPAは、カスタマーサービスなどのサービス分野でも活躍し始めています。

RPA導入は、中堅・大手企業が中心になって行われてしましたが、最近、人手不足がより一層深刻な中小企業でも導入されています。

私の支援先企業数社が、RPA導入を行うことなり、私も導入メンバーとしてプロジェクト活動を行いました。

RPAの導入前、導入後で、各企業ともいろいろな課題がありましたが、社内のワークフローを見直して、単純化・合理化することで、自動化を可能にしました。

RPA導入した企業は、すべて無駄な作業や業務を減らすことができ、固定費の削減と共に、経営数字がより正確、各迅速に見えるかできること、さらに、中小企業の強みである迅速な経営決定と行動が可能になっています。

私は、自分の支援先企業には、必要があれば、積極的にRPA導入を検討するようにアドバイスしています。

私がRPA導入を支援先企業に促しているのは、自社の経営により、一層インターネット・ITを導入して、さまざまな面で、自動化・機械化を行って、経営のやり方をシンプルにすることです。可能な限り、紙媒体の削除を行って、電子化するようにしています。

インターネット・ITを使うコストは、毎年下がっています。米アマゾン、グーグル、マイクロソフトなどの大手IT企業や日本のIT企業が、クラウドサービスを積極的に展開しています。

その結果、クラウドサービスを使うためのコスト低減や、AIを含めた各種アプリケーションソフトが低額で合理的に使用できる環境が整いつつあります。

私が支援先企業にRPAだけでなく、インターネット・ITの導入・活用を積極的に行ってもらうのは、インターネット・ITにより一層親しんでもらうことにあります。

インターネット・IT活用は、経営の合理化よりも、自社事業の発展・拡大に向けて欲しいという、切実な課題があるからです。

私は、支援先企業と共に、シリコンバレーなどのIT企業が多く集まる地域を訪問して感じることは、インターネット・ITは、AIとIoT対応でさらに大きな破壊・再構築を加速化して行うことへの期待と不安です。

期待は、今後、数年間で既存事業基盤を急速に破壊・再構築する姿が見えることです。

不安は、支援先企業の既存事業基盤が破壊されることです。この不安を払拭するには、中小企業自身が、自社事業にインターネット・IT・AI・IoT対応を積極的に行って、新規事業立上などを行えるようにすることです。

これからの事業環境は、今後、数年間でさらに変わって行きます。その事業環境下で、中小企業が日本だけでなく、米欧市場などで勝ち残っていくには、ITリテラシーを高めることが必要になります。

よろしくお願いいたします。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表

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