エアコンなど機械の空調機で、室内温度をコントロールする場合、すべての場所が同じ温度にするのが、快適さにつながると言われています。
ただ、ここでの快適とは、不快でないというだけ話で、普通よりもっと快適にするという積極性はありません。
自然の風で、室内を心地よくするには、わざと温度の差をつくります。
我が家では、南側と北側にそれぞれ庭があります。
南側は、直射日光のあたる庭になるため、温度が高くなります。
北側は日陰ですので、温度が低い。
空気は、温度の低い方から、高い方へ移動します。
風の無い日でも、気温の低い庭から、気温の高い庭へ、間にある室内を通して空気が移動するため、風が無い日でも空気が動き、風通しが生まれました。
外からみると家は、風を遮る遮蔽物ですので、そこを通る窓を2方向開けると風を通す穴になりますから、温度差利用もふくめ、ビル風のように空気が動きます。
このコラムの執筆専門家

- 小木野 貴光
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所 代表 一級建築士
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現するため、細やかな「収納計画」、「光と風」を取り入れ、「素材」と「間取り」の工夫で、心地よい住む方らしい家づくりをしています。住宅・デザイナーズ賃貸・クリニック・老人ホーム、東京都の建築設計事務所。
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