トレーナーが取得を考える医療系国家資格と保有効果 - 各種のヨガ・ピラティスレッスン - 専門家プロファイル

Style Reformer 小林俊夫
Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
東京都
ピラティスインストラクター

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対象:ヨガ・ピラティス

福島 多香恵
福島 多香恵
(ピラティスインストラクター 社会福祉士)
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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トレーナーが取得を考える医療系国家資格と保有効果

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  こんばんわ

 

最近、トレーナーの方から

 

「トレーナーとして活動をするなら、医療系の国家資格があった方が良いですか?」

 

といった主旨の質問を頂きました

 

 

 「資格」というものを考える上で大切なのは

 

「やりたい事」が先にあり

 

その「やりたい事」の為に「資格」が必要なら

 

その資格を取得すれば良いと想います

 

 

 これは

 

僕が鍼灸あん摩マッサージ指圧の

 

専門学校に通っていた時もそうなのですが

 

「手段」と「目的」が逆転している場合が多く見られます

 


 そしてここが逆転してしまっていると

 

資格を取得した後も

 

マイナスに働く場合が多く見られます

 

 

 例えば

 

マグカップの実験で有名かと想いますが

 

行動経済学でいう所の「保有効果」が働き

 

「やりたい事は何か?」ではなく

 

せっかく3~4年、400~500万円かけてとったんだから

 

といった気持ちになり

 

「資格ありき」で物事を考えてしまうんですよね

 

 

 

 

また

 

医療系国家資格を取得しようとする方の

 

取得理由でおそらくTop3には入るであろう「安心」

 

 

 これも

 

論理的に考えると

 

そこまでして取得する必要があるのかな?と

 

 

 例えば

 

トレーナーの方が取得を考える

 

柔道整復師、鍼灸師、理学療法士などの

 

代表的な医療系国家資格の場合

 

学校に3~4年通い、学費は400~500万円

 

これに交通費や実習費などがかかってくるだけでなく

 

既にトレーナーとして活動をされている方であれば

 

学校に通ったりしている時間は、セッション数などが減るため

 

機会損失も含めて考えると

 

3年間で1000万円以上のコストになります

 

 

 そして

 

一般的な理学療法士の方の平均年収が

 

300~400万円ですから

 

それだけの時間的、金銭的コストをかけてまで

 

得たいものなのでしょうか?

 

 

 もちろん

 

医療系国家資格があることではじめて

 

行えることもたくさんありますが

 

最も大切なことは、「自分が何がやりたいのか?」が先にあり

 

その「目的」を叶えるための「手段」として

 

「資格」というものを考えていくと良いと想います

 

 

 また、上記の様に書くと

 

まだやりたい事が明確になっていないので

 

「学び」の為にといった「目的」で

 

入学を考えているという方もいますが

 

「学び」という観点から考えた場合

 

たしかに体系立てて学ぶことは出来ると想いますが

 

単に「学び」ということであれば

 

もっと「費用対効果」が高いものは多くありますので

 

他の選択肢を検討されることをオススメします

 

 

 

としお

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