覚醒剤精神病 ASKAさんのご病状疑い - 心と体の不調全般 - 専門家プロファイル

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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月17日更新

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覚醒剤精神病 ASKAさんのご病状疑い

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  1. 心と体・医療健康
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覚醒剤とはアンフェタミンとメタアンフェタミン(薬品名:ヒロポン)をさし、1880年代に発見され、当初は治療薬として合成されました。わが国では後者が第二次大戦時に軍事目的で用いられ、特攻隊員が搭乗前に服用させられたり、軍需工場で工員が服用されられたりしたことで有名です。戦後は一般にも流出し、深刻な乱用問題になりました。

脳内でドパミンとノルアドレナリンを賦活し、高揚感、過度の覚醒、食欲の減退などを生じ、また多弁・多動、常同行為も生じます。身体的な離脱症状は少ないですが、長期連用で幻覚・妄想、精神・運動・興奮を生じ、末期は無気力は荒廃状態に至るため、覚醒剤精神病と呼ばれ、統合失調症のモデルとされました。中断しても少量の摂取やストレス、不眠、疲労など非特異的な要因で自然に再燃します(精神医学エッセンス、濱田秀伯、改変)。

2016年11月28日、覚醒剤取締法違反で再逮捕されたASKAさんですが、この覚醒剤精神病に罹患されていたようです。2016年7月18日に書かれたご本人のブログを読むと、それが疑われます。


この半年間のできごとについて

ASKAです。

みなさんには、本当にご心配おかけいたしました。既に、週刊誌やネットでご覧になられていたでしょうが、実は、盗聴盗撮の事実に懐疑的になった周囲によって、覚せい剤の後遺症であると判断され、医療保護入院という国が定めたシステムの入院をさせられてしまっていました。本当に、病気だと思ったのでしょう。早く治療を受けさせなければと考えたのでしょう。

その行為には何の恨みも生まれてはおりません。

盗聴盗撮は本物です。巷では横行しています。皆さんも、気づかれていないだけで、被害に遭われています。ネットでは、精神科の医師の発言により、僕が精神病、統合失調症のように書かれていますが、僕は病気ではありません。精神科の医師たちは、現代のテクノロジーについて行っていないだけです。今回のできごとは、盗聴盗撮集団の思惑どおりに事が運んだということになります。

実は、このブログをUPするのは4回目のことです。7月14日、お昼の2時頃に1回目を「ASKA_Bunishustone」2回目は「ASKA_BS」です。ヤフーよりUPしたのですが、グーグルやヤフーの検索エンジンには、引っかからず、誰の目にも止まりませんでした。検索エンジンは、5分も満たないうちに作動するものです。どなたか、プログラマやエンジニアの方が読者の中にいらっしゃいましたら、この疑問を解いてください。1月に2回目のブログ立ち上げの際には、3時間ほどで1000アクセスを超えましたので、非常に不可解です。何らかの力が働いているのではないでしょうか?このブログのオリジナルはここです。

http://ameblo.jp/used-be-a-realcast/entry-12180800382.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----used-be-a-realcast_12180800382

プログラマのみなさん、このブログのソースコードに不自然な点はないでしょうか?4日間も検索に引っかからないのは、極めて不自然です。それとも、ヤフーやアメブロは検索エンジンに引っかかりにくいのでしょうか?ま、あまり疑いを持つのは良くないですね。そういうことも、あるのかもしれません。今回は「はてな」により、”aska_burnish stone”で、UPしてみました。

を変えましょう。入院生活は過酷でした。4ヶ月の入院生活では、最初の10日間、部屋に鍵がかけられ自由を奪われました。本さえも持ち込めないのです。何もやることがないということは、本当に辛いことです。僕は、4ヶ月間ひたすら筋トレに励みました。そして、入院3ヶ月を過ぎた頃、僕が正常であると確信したある弁護士らによって救出して頂いたのです。しかし、医療保護の名の下には、直ぐには解放とはならないのです。一度、任意入院に切り返わる必要があります。

5月17日、僕は九州の病院に転院しました。そこでは、医院長の検診、面談が行われ、直ぐに「病気ではない」と、診断されました。やっと、疑いが晴れたのです。医療保護が解け、任意入院になり、1ヶ月間の自由な生活をいたしました。パソコンもスマホも許可してもらいました。部屋にはテレビもある、お風呂も毎日入れる。売店にも自由に行ける。外泊もできる。地獄から天国です。

久しぶりにパソコンに触れた時、驚くべき事実に遭遇いたしました。僕の所有しているパソコン、スマホの全てのパスワードが書き換えられてしまっていたのです。ケーブルが繋がったままでしたので、遠隔操作でしょう。パスワードを取り戻すのには大変な時間を費やしました。1月に書いた4つのブログも、全部削除されました。昨今、芸能人の多くが、このような被害に遭われていることはご存じのことでしょう。

興味深い話をしましょう。僕が「700番」を公開した直後、僕が6年間に渡って受けてきた盗聴盗撮の証拠は、全て削除されてました。現在ネット上に盗聴盗撮の痕跡はありません。しかし、僕はその多くをCD-Rに記録してありましたので、集団の証拠隠滅は無駄な努力となりました。

九州の医師には、証拠を見せました。「・・。 こんなことが起こってたんですね。驚きしかありません。」「これが、今の世の中の実態です。僕のように盗聴を訴えて、病気にされている人たちが、全国にはたくさん居ると思います。」

ネットでは、僕がモンスターハンターゲームの被害者だと自ら思い、勘違いしているなどと書かれておりますが、そんな分かりやすいことに6年間も費やすことはありません。モンスターハンターゲームのスレッドなどは見たことがありません。彼らが、モンスターハンターゲームの用語を使用してやっていたのです。カモフラージュです。僕が見ていたのは、数人のツイッターとブログだけです。過去、彼らによって壊されたパソコンのハードディスクは、全て持っています。

また、盗聴で得た僕の声を使用したゲームがあると書きましたが、そのゲームソフトも入手いたしました。自分の声とは58年間付き合ってきてるのです。間違いはありません。声紋鑑定を行えば良いだけです。ここから先の僕の行動は書きません。ただ今、弁護士と打ち合わせの日々です。みなさんへの公開もありえるかもしれません。

6月の終わり、またログインパスワードを変えられてしまいまいた。リセットパスワードでパスワードを取り戻し、その足で、あるIT会社へ相談をするために足を運びました。その時、IT会社社員の目の前で、再びログインパスワードを書き換えられてしまったのです。電源を入れてから、僅か数分間のできごとです。これは「キーロガー」というソフトです。そのウイルスソフトを仕込まれていると、パスワードを書き換えても、一瞬のうちに相手に情報が送られるのです。現在、キーロガーを防ぐ手立ては殆どありません。

「相当の集団ですね。ウチのプログラマでは対抗できません。」しかし、このできごとは、僕にとって追い風になりました。証人が増えて行ったからです。彼らは、やりすぎたのです。体制は整ってまいりました。また、週刊誌では、僕が「奇声を上げていた」と、ありましたが、真っ赤な嘘です。家族に手を上げることなどもありません。この6ヶ月間の経緯につきましては、近いうちにある形で皆さんに報告をいたします。ありがとうございました。

ASKA


いかがでしょう。ASKAさんの言うことに感情移入し、出来事を追体験してみると、もしかしたらそうかもしれないと、特に熱心なファンの方ならば「了解」される方がいるかもしれません。これを「妄想様観念」と呼びます。人間のこころは、その人の置かれた状況を追体験し、その時の気持ちになり、感情移入することから全体を了解することでのみとらえられると考えられます。

しかし、どうしても「了解」できない場合は何らかの病的な過程が想定され、その代表を「真性妄想」と呼びます。その代表が統合失調症であり、今回の覚醒剤精神病もその境界線にあると考えられます。ブログの内容は専門的なIT用語が並べられ、その真偽について筆者は分かりませんが、精神医学的には不可思議があります。その最たるものが、精神疾患でない人を医療保護入院にすることは決してない、ということで、「病気でない」と判断されたにもかかわらず、1ヶ月任意入院になることもないということです。

文章は一見、論理的に書かれているようであり、論旨は一貫しておらず、思路障害(考え方の筋の通り方)が多少なりとも障害されていることが推察されます。これは統合失調症ほどではありませんが、精神病の方の特徴的な所見です。いずれにおきましても、被害妄想とあわせて、覚醒剤精神病を生じていたことは間違いないでしょう。

さて、今後の成り行きですが、前回の懲役3年、執行猶予4年という判決の最中の再犯であり、実刑、懲役5-6年は確実と言われています。しかし、薬物依存症者に刑罰を与えても累犯を生じるのみ、というのが昨今の精神科医による一致した意見です。代わりに必要なのが治療であり、どうして薬物依存に至ったのか、止めるにはどうすればいいのかを、生物・心理・社会学的な見地から振り返り、周囲の方々の理解と協力を得ながら進めていくのです(図は断酒治療モデルです、酒を薬に置き換えてご覧ください)。この過程はとても辛く苦しいものですから、とても一人では行えません。家族や友人、そして同じ病を抱えた仲間との絆のもとに進められます。ASKAさんにおかれましても、是非、その治療モデルケースとなることを期待しております。

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