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三菱自再建へ、カルロス・ゴーンが経営で大切にしている3つのこと。

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日産のカルロス・ゴーン社長が三菱自動車の会長を兼任すると発表がありましたね。カルロス・ゴーンと言えば、ルノー、日産と世界的大企業の経営再建に携わり誰もが認める実績を残しています。まさに経営再建のプロと言えます。


そんなカルロス・ゴーンの著書、「カルロス・ゴーン経営を語る。」(カルロス・ゴーン、フィリップ・リエス著、高野優訳、日経ビジネス文庫)を読みました。


この本からカルロス・ゴーンが一体どのような考え方に基づいてこれまでのミシュラン、ルノー、そして日産の3社でのキャリアを歩んできたのかよく分かります。そして、今後三菱自動車でもどのような手法で再建するのか、というヒントも得られそうです。


ゴーンの家系はレバノン、幼少期はブラジルで過ごし、学生時代はフランス、ミシュラン、ルノー時代はフランス、ブラジル、アメリカ、そして日産では日本、と様々な国での生活を経験している国際派です。リーダーとしての経験では、27歳でミシュランのル・ピュイの工場長となり一回りも年上の部下に指示する立場となりました。ルノーには経営方式が全く異なる会社から新参者としてやってきました。日産では外国人経営者としての立場で日本にやってきました。


それぞれの会社で社員の反発等が上がる中でこれまでリーダーシップをとってきたんです。そんなアウェイの環境の中でゴーンが強烈なリーダーシップを発揮して組織のパフォーマンスをあげてきました。


この本を読んで、これらの生き方、考え方、仕事の仕方は、これからMBA取得を目指して留学をされる方にとって如何に重要であるかが分かりました。MBA取得後には大企業に転職して構造改革を行う人もいるでしょう。異国の地でアウェイ感満載の中、リーダーシップを発揮しなければならない人もいるでしょう。


今回はMBA出願者に是非知っておいてもらいたいカルロス・ゴーンが経営で大切にしている3つのことをご紹介します。


人間関係作り

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カルロス・ゴーンは経営において人一倍「人間関係」を作り上げることの大切さを知っています。


あなたがMBA留学をすることを考えてみて下さい。特にアメリカ、ヨーロッパでは、決してホームの環境ではないですよね。ビジネススクールはアウェイ感の中戦っていくことになります。MBAでは数多くのグループワークをクラスメートと行うことになります。その中で最も重要なのが人間関係作りといってもいいでしょう。


ゴーンが日産の社長として日本に来たときは、共にフランスから来日するフランス人メンバーにこういっています。


「君たちは宣教師ではない。」(p255、カルロス・ゴーン、フィリップ・リエス著、高野優訳、日経ビジネス文庫)


ゴーンは自分たちが日産の社員から受け入れられて来日するのであって、日産の人々を受け入れるためではない、ということをフランス人メンバーに強調していました。


「フランス人として日本に行っても、組織の改革に成功するチャンスはまったくありません。1%の可能性もない。正真正銘のゼロです。これは私の心の奥底にある深い確信に基づいた意見です。」(p255、カルロス・ゴーン、フィリップ・リエス著、高野優訳、日経ビジネス文庫)


ゴーンはここまで言っているんです。


上から目線で喧嘩ごしで臨んだり人を非難するような姿勢で日本に来ていたら日産社員とのコミュニケーションがうまく取れず日産の再生はなかったかもしれません。ミシュランやルノーでも実績もなかったことでしょう。


会社実績は経営者が一人で出せるものではありません。その会社で働く全員の力によって出せるものです。MBAのグループワークも一緒です。自分一人では何もできないことを実感することになるでしょう。

ビジネススクールでうまくやっていくには、ゴーンのように人間関係構築のプロになる必要があるんです。


異質なモノのぶつかり合い

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ゴーンの経営哲学において「クロス・ファンクショナリティ」は重要な意味をもっています。つまり部門間を横断し情報や考え方、成功体験、失敗体験などをシェアしあうコミュニケーションです。ルノーでも日産でもクロス・ファンクショナリティは大変有効に機能しました。


ゴーンはイノベーションには異なる文化、異なる方式が出会うことが大切である

と述べています。


ビジネススクールにおいてもこれは非常に重要な要素です。どこのビジネススクールでもダイバーシティを重視し、様々な国籍、職歴、言語、文化、考え方が交わるよう意図的に合格者を選考しています。そのため、このダイバーシティで足きりにならないよう早期出願が大切になるんです。


ゴーンは研究開発費を増やし優秀な人材を集めたからといって革新的なものができるわけではない、と言っています。やはり大切なのは異質なもののぶつかり合いなんです。
ビジネススクールでも一緒です。GMATが高い学生を集めただけで最強のチームができるわけではありません。異質な人々が活発な議論を展開することで最強のチームができあがるんです。


英語

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ゴーンはポルトガル語、フランス語、アラビア語、英語、そして少々の日本語を話します。これまでレバノン、ブラジル、フランス、アメリカ、そして日本での生活を経験し、ゴーンは大切だと感じているのはやはり言語、中でも英語です。日産のエグゼクティブミーティングでは英語を使用しています。


ゴーンはこう言っています。


「英語を話すということは、パソコンにeメール用のソフトウェアを入れるようなもの。」(p404、カルロス・ゴーン、フィリップ・リエス著、高野優訳、日経ビジネス文庫)


つまり英語ができなかったらビジネスでeメールを打てず、すなわちコミュニケーションができない、ということです。


MBA留学を目指すなら英語が重要なんて言うまでもないですよね。それに付け加えておきたいことは、TOEFL、IELTSでミニマムスコアをクリアしたからと言って決して安心するべきではない、ということです。私がクライアントさんに言い続けているのはビジネススクールから合格したら真っ先にすることは英語の勉強である、ということです。MBAでの成績、クラスメートとのコミュニケーション、そしてMBA後のキャリアも英語力によって左右されます。


そして、多くの人はMBAを始めたら思っていた以上に英語で苦労している、ということを知っておきましょう。


まとめ

カルロス・ゴーンは、異文化の中でリーダーシップを発揮しなければならないビジネスマンのモデルとなる経営者の一人でしょう。MBAホルダーの多くはそんな環境の中に放り込まれます。大企業に転職して構造改革を行う人もいるでしょう。異国の地でアウェイ感満載の中、リーダーシップを発揮しなければならない人もいるでしょう。
そんな環境で大切にするべき3つは以下。

赤やじるし人間関係作り
赤やじるし異質なもののぶつかり合い
赤やじるし英語

三菱自動車での経営再建でも、きっと人間関係作りを重視して、異文化が交わるクロス・ファンクショナリティを推進し、会社全体の英語力アップにも力を入れていくんでしょうね。

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